イヴァン・リンス,ジョアン・ボスコ(ブルーノート東京)ライブレポ

 腹出過ぎ。終わり。

 

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 …すみませんちょっと要点を絞り過ぎてしまいました。

 私は5月4日の1st Stageを見に行ったんですが,3時から配布している整理券を3時半頃取りに来て47組目,という相変わらずの人気っぷり。去年見に行った時はドラムセットの位置がステージのセンター後方だったのですが,今回は上手ギリギリのところにセッティングされていたのでドラマーTeo Lima氏のファンである私はドラムのすぐ脇に席を取りました。 開演時刻,まず最初にジョアン・ボスコ氏が一人で出て来て弾き語りを6曲程披露。最初の曲のギターのイントロを何小節か聴いただけでもうブラジルに行きたくなりました。飛行機嫌いだけど。

 続いてイヴァン・リンス氏も一人で登壇,巨頭二人での共演。I氏おもむろにキーボードの前に座り「さぁて演りますか」てな感じで腰のベルトに手を遣るとボタンを留めていないジャケットの中からどどんと中年腹が。私の席はホントに上手側のすぐ下だったのでステージそのものを真横から眺める感じだったのですが,おかげで否が応にも彼の腹の出具合を曲線にて見せつけられる状況に。心の中で「何だその腹は! なめんな!」とツッコんでいるとJ氏がギターを爪弾きながらおもむろに「イパネマの娘」を歌い出す。カッコイイ。けどいいのかそんなベタな選曲で。I氏は一人¥8000を払っているお客様が何百人も見守る中,本番でバッキングをしながらエレピの音色を探しはじめるというテキトーぶりを披露。音楽がカッコよければ何をやっても許されるという良い見本でした。いいぞブラジル人。

 二人の共演は1曲だけで(残念)J氏は退場。入れ代わりにI氏の弾き語り紹介でバンドメンバーが一人ずつ登壇,時間の関係もあってかMCのあまり入らないメドレー的な演奏が続く。前回のライブで聴けなかった曲も聴けて感動に次ぐ感動。バンドも人間味溢れる素晴らしい演奏。殊にジョゼ・カルロス (Gt.) 氏とテオ・リマ氏 (Drs.) はニコニコしながらバッキングしてるだけでもう存在感タップシ。凄ぇ。ちなみに私テオ氏に2回も握手してもらうことができたのでもう手洗えません。

 洗ったけど。

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