レコ発間近

 箭島裕治BOOT FUNK!(←CDジャケットのデザインを機に,大文字を正式表記にしようという試み)初めてのレコ発ライブまでいよいよ1週間となりました(ご予約はこちらまで!)。



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 フライヤーの方はだいぶ前に作ったんで旧表記「Boot Funk!」になっていますが,その辺はどうかお目こぼしを。
 レコ発ライブの会場は関内(馬車道)パラダイスカフェさんです。パラダイスカフェさんにはAmaKhaでもお世話になっていますが,BOOT FUNK!に限って言えば,偶然ではあるのですが節目のライブはいつもここでやらせていただいています。2011年から5年間お休みした後5人編成になって活動再開した最初のライブ(2016/04/09),のちに新メンバーとなる佐久間優子 (kb.) さんを初めてゲストとしてお迎えしたライブ(2018/03/15),そして今回の1stレコ発(2019/09/03)。基本,ブッキングは東京と横浜で交互に空いているお店を当たっているだけなのですが,何らかの巡り合わせが介在しているような気がしてなりません。

 前回のエントリーでお知らせした通り現在箭島は別バンドでロングツアー中でして,「BOOT FUNKレコ発やるよ! 来てね!」というお知らせは旅先からもしょっちゅう発信していたのですが,レコ発まで残り2週間を切ったあたりで「やべ,当日の曲目全然決めてねーわ」ということに気づき,これも旅先で慌ててセットリストを構築し,新ネタの譜面を採譜し,メンバーにそれらを送信してやっと一息ついたところです。ちなみに現在は札幌から旭川に向かう車中でこれを書いています。

 以前にもお話ししましたが,私が自分のリーダーバンドでライブ作品をリリースするのは今回が初めてです(兵隊ベーシストとしては結構色々参戦しているのですが。詳細はWorksのページにて)。実は今まで「宴」やAmaKhaでもライブをマルチトラック録音してみたことはあって,それらも「一度試しに録ってみようか」という試みに過ぎなかったことは今回と同じなのですが,双方ともすでにスタジオ作品があったこともあってCD化にまでは至りませんでした。今回BOOT FUNKで実際に製品化にこぎ着けられたのは,兎にも角にもバンドとしての作品が1枚欲しいという私自身の欲求と(笑),メンバー・関係者全員の深い理解があったからに他なりません。

 よくドラムの加納樹麻君が自分のことを「ライブハウス芸人」と呼んでいますが,その括りでいうとBOOT FUNK!のメンバーは,(たまにスタジオやツアーサポートをやることもあるかもしれませんが)正に全員「ライブハウス芸人」です。そんな5人のバンドの初アルバムがライブアルバムとなったことは,ある意味必然であったのかもしれません。
 メンバー全員の強力なグルーヴとソロを余すところなく堪能して頂きたいため曲数を4曲に絞り,完全ノーカットで収録し再生時間が45分を超えているのは既報の通りであります。特にM4「In the Midnight」における堤智恵子 (sax.) 女史のソロは感動的で,Pro Toolsが回っている状況下「この日がガチの初演」という曲でこのソロを叩き出せる女史の胆力と音楽力には舌をまく他ありません。あらためて,この方がフロントにいてくれて本当に良かったと思っています。

 ベース的には今回,横浜の045guitarsさん・小倉のTies Storeさんとのタイアップにより,話題のアンプメーカーTrickfish社のアウトボード・プリアンプ「Trilobite」を録音に使わせていただきました。どんなサウンドで録れているのか,ベース好きの皆さんにも是非聴いてみて頂きたいです。また両店では本作品の販売も取り扱って頂けるとのことですので,遠方で首都圏のライブに来られない方は是非両店のウェブサイトをチェックしてみてください!

 5人の渾身の演奏が入ったライブ録音「Listen? or Dance?」,是非多くの方に聴いていただきたいです。 まずは9/3(火),レコ発ライブへのご来場をお待ちしております(しつこいようですがご予約はこちらまで)!