月別アーカイブ: 2006年8月

集大成

 ●追記:あーライブの宣伝するの忘れてた。夏休み最後の日8/31 (Thu.) は調布GINZにて「Child」ライブがあります。詳細は「Live Info.」のページにて!!

 今月のワタクシは白黒パトカーに青切符切られたり「お釣りの出ないガソリンスタンド」に万券突っ込んだりと失敗の絶えない毎日でしたが先日やらかしてしまった「今月の失敗」の集大成ともいえる作品を画像にてご覧下さい。



 ●「Live Info.」に2件追加。


 

備忘録<その72>

 ●すみませんがアレとアレがアレなせいで更新・返信が当分の間滞るかもです。特にメールは仕事関係以外の返信は期待せぬが吉。
 ●特に「宴」サイトが放置なのはホントにホントにすみません。明日(今日か)久々に休みなんで更新するつもりです。<それを休日と呼べるのか
 ●あまりの忙しさにレッスンの曜日を一つ減らす事にしたのだけど,10月以降は逆にライブが全然入ってこないというマーフィーの法則。何か自分で企画しないとね。
 ●「葉の茶」のペットボトルの飲み口がデカイのが好きだったのにさ,いつの間にか普通のサイズになっちった。つまんないの。
 ●最近,仕事で超久しぶり(5~6年ぶり)のミュージシャン仲間に出くわす事が多い。ずっと前に一緒にセッションした事があったり,学生の頃の知り合いだったり。こういうのは理屈抜きに嬉しいものです。


 

毎度おなじみ切符シリーズ

 この仕事も長くやってると色んな事があるわけで,例えば15000円の仕事をした帰りに35000円カツアゲされる,なんて事も実際に起こったりするわけ。ほら,ドラクエIIでさ,せっかく「祈りの指輪」でわずかに回復させたMPを「と゛ろにんき゛ょう は ふしき゛なおと゛りをおと゛った!」で根こそぎ持って行かれるようなもんよ。で,どこの路上にそんなカツアゲを狙う伏兵が潜んでいるのかというと


アハハハハハハハハハハ
アハハハハハハハハハハハハハハハハ
(壊)

 

 ●「Live Info.」に1件追加。


 

労働2h+休憩5h

 前に実姉がウチに遊びに来た時,帰り際に「マンガ貸してあげるから」と言って紙袋に入った「のだめカンタービレ」の単行本1~8巻をドサッと置いて行ってしまった。こっちは自分の生徒の発表会があるせいでこれから70ページ以上も譜面を書かなければならないのにどこにそんなものを読むヒマが。しかも少女漫画。というわけで「おそらく置き場所にでも困ったのだろう」と勝手に解釈してそのまま部屋の隅に放置しておいたのが1ヶ月半も前の話。

 …そして昨日。入っていた用事が急遽キャンセルになり偶然にも1日時間ができたので,それまで遅々として進まなかった譜面書きを一気に終わらせてしまおうと気合いを入れて作業開始。1曲書き上げたところで休憩と称してたまたま部屋の隅にあった漫画の一冊を開いてしまったのが運の尽き。気がつくと8巻まで読み進めてしまっており窓の外は夜。こうして姉による深遠な営業妨害は見事に成功し,やぢま君は今日も譜面書きに明け暮れるのでした。早く続き貸してくれ。


 

喪失

 ここ数日,出家したくなるくらい暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。え,私ですか? 私はもちろんげ,元…気……です………よ……………(溶)

 †

 大尊敬する作家,吉村昭氏が7/31に膵臓がんで亡くなったというニュースを新聞で読んで大変なショックを受けました。鷺沢萌女史や中島らも氏が亡くなったと聞いた時もそれはショックでしたが,鷺沢・中島両氏のような天才が夭折するのと吉村氏のような押しも押されもせぬ大家が亡くなるのとでは受けるショックも異質というか,「そこにいつも居てくれるはずの存在」を失ったようで悲しいと言うよりは狼狽に近いような衝撃を受けました。

 吉村氏の長編小説に「冷い夏,暑い夏」という作品があります。実弟が癌に蝕まれ死んでゆくまでの壮絶な闘病生活を描いた私小説で,弟に癌である事を隠し通す兄(作者自身)や家族の葛藤が読み進めるのも辛いような緻密さで描かれているのですが,吉村氏ご自身もこの夏の盛りに癌で亡くなったのだと思うと何だか気が遠くなるような思いがします。

 氏の作品で好きなものは文庫の表紙がすり切れるほど何度も何度も再読しましたが,この機会にまた一つずつ再読したり,まだ読んでいない作品を新たに買い求めたりしようかと思っています。最近自分自身が活字離れしていて日常会話でも適当な語彙が見つからずに呻吟する時もありますし,こんにちのだんだん変になっていく巷の日本語に流されたくないという思いもあります。音楽なんて好きなものを聴いたり弾いたりすればいいと思いますが,言葉にはやっぱり「現代ではこれが正しい」という基準がないと品位や格調というものが失われていく一方だと思うのです。

 …とか言いつつ,このページの日本語も普段は品格や品位とはかけ離れたものですが。