月別アーカイブ: 2021年4月

『配信って音悪い』って思っている人はR-LIVE.Netでサンプル観てみればいいと思う

 3度目の緊急事態宣言が発令され多くのライブハウスやミュージシャンたちが混乱の極みに置かれる中,ここから先私が演奏するライブもしばらくの間は配信のみになっていくと思います。私の次回のリーダーライブも配信オンリーです。ま,このバンドは元々「オンラインでしか演奏しない」というコンセプトですが(笑)

 今回の最大のトピックはvol.6,7と使ってきたツイキャスに加え,全く新しい動画配信プラットフォーム「R-LIVE.Net」でも配信を行うという点です(ともに有料,2,000円)。サイトに行ってみると判ると思うのですが,常にウィンドウにライブ画面が表示されており,ログインさえしておけば確実にチケットを購入したライブがその画面で再生されます(ログインしていない場合やライブ未購入の場合は何も映りません)。チャットや応援投げ銭も使用でき,大変使いやすいのでいずれこちらのプラットフォームへ移行する予定でありますが,せっかくツイキャスに慣れてきた視聴者の皆様を配信2回で強制的にお引越しさせるのは申し訳ないので,しばらくの間はツイキャスも併用し2本建てで配信していこうと思っております。内容的には「YYOQベスト・セレクション」ということで,今までの7回の配信で演奏した無数(というほどでもないが)の曲の中からバンマスが独断で厳選した4曲に,このバンドでは初めて演奏するオリジナル曲を1曲を加えてお届けいたします。トークの方はメンバーそれぞれに,依然として続いているコロナ危機の中,独自の活動をどのように展開しておられるのかについて訊いてみたいと思っております。

 チケットのご購入/ご視聴はR-LIVE.Netならこちら,ツイキャスならこちらからどうぞ(ご視聴はチケットをご購入いただいたサイトでのみ可能です)!

 

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 「AmaKha Broadcasting!」は先日vol.3の配信が行われ,私にとっては本当に長い間音楽活動を共にしている盟友の一人,堤智恵子 (sax.) 女史をゲストにお迎えしてトークと演奏をお楽しみいただきました。女史の明るいお人柄とグルーヴ感あふれる演奏,そして音楽を始めたきっかけと音楽に対する愛情,私も知らなかったエピソードも含め堤ファンならずとも引き込まれずにはいられない80分だったと思います。

 今回のアーカイブは5/31まで掲載しておりますので女史のファンの皆様にも是非今月だけでもサブスクリプトしていただきご覧いただければと思っております。また4/30まではvol.1&2のアーカイブもご覧いただけますのでお早めのサブスクをお勧めいたします。サブスクの方法はこちらのページをご覧ください!

 


リーダーライブ2つのアーカイブ

 BOOT FUNK! vol.46@日吉Wonder Wall Yokohama,ご来場&ご視聴ありがとうございました! こんな最中ですのでもちろん現地で観てくださる方は多くはなかったですが,配信がスタンダードになった今,現地で音楽を観られること/観ていただけることは本当に贅沢な時間だなととても有り難く思っています。

 配信の方は2ndのみでしたが,本当に暑苦しい熱い演奏できっとご満足いただけたのではないかと自負しております。アーカイブは4/16(金)いっぱいまでご覧いただけますので是非こちらから視聴チケットをお買い求めください! 音質もいい感じです。


ダイジェスト映像作りました。こちらは無料ですのでご遠慮なく。

 

 そうそう,ちょうど2週間前に配信した箭島裕治オンライン・クィンテットはアーカイブ公開が本日4/10(土),23:59までです! 見逃した皆様,チケットのご購入はこちらから! お急ぎください(無理か 笑)!


こちらもダイジェスト映像あります

 

 


このメンバーになってから16回目のライブです(数えやすい)

 本当はもっともっと前から宣伝したかったのですが,何せ相変わらずの感染状況ですし「ほにゃらら宣言」はいつ解除されんのかしら的な問題もあり,つい最近まで会場側とライブの諸設定すら決められずにいたためこんなギリギリの告知となりました。今週末4/9(火)は日吉ワンダーウォール・ヨコハマにて「箭島裕治BOOT FUNK!」久々のライブです!

 うん。我ながらフライヤーの突貫工事ぶりが半端ない。開場開演時刻とか,ホントつい最近決まったばっかなんでどうかお許しいただきたく。

 BOOT FUNK!としては3ヶ月ぶり,リアルライブとしては5ヶ月ぶり,ゲストなしのリアルライブとしては実に7ヶ月ぶりという結構な久しぶり加減です。もちろん今回も平時とは言い難い状況ですので2ndのみ配信付きですが,それでもお客さんの前で演奏できるのはやっぱり嬉しい事です。私は無観客配信ライブについても決して否定的ではありませんが,1月に無観客でやったらメンバーみんな私服みたいな格好で演奏していたので今回はそこが解消されるであろうことも嬉しいです(笑)。あのね,別に見られてないわけぢゃないんだからね君達。

 今回は1stがカヴァー曲集,そして2ndがオリジナル曲集という感じでセット毎に毛色の異なったプログラムを組む予定です。カヴァー曲をやれるのは久々で,これも「2ndのみ配信」というシステムのおかげです。オリジナルの方も,このバンドでは初めてやる曲などを盛り込みます。どうぞお楽しみに。

 依然として油断できない社会状況でありライブの形態も従前の状態にはまだまだ戻れませんが,今は様々なライブのスタイルがあることを楽しみながら演奏を続けていきたいと思っています。その中でも今回のような生音を楽しめるライブは,演奏者・お客さん・お店の3者にとって特に贅沢な時間として共有できるものであって欲しいなと思っています。

 


空への祈り

 最近実家の母と野暮用で2〜3度電話でやりとりをしたのだが,毎回母が「何あんた,風邪ひいてんの?」と訊いてくるので往生した。どこも体悪くないのに。で毎回「ひいてないよ」「ひいてないって」「ひいてねぇって言ってんじゃん」とだんだん語気を強めつつ答えるわけなのだが,3回目の電話を切ったあとで母が勘違いした理由にはたと気がついた。人は多分,涙をこらえながら暮らしていると鼻声になってしまうのだ。

 どんな命であってもその軽重に差はないはず。そう判っていても,溢れてくるのは現実を受け入れられない感情ばかりだ。なぜあんな凄い才能が,なぜあんなに愛に溢れた奴が,なぜあんなに愛されている奴が,なぜあんな若さで…。天に向かって,「自分の大切な仲間を召すなんて理不尽だ」と,本気で思ってしまう理不尽。

 どうか,彼女が上っていった世界が安らぎに満ちたものであってほしい。
 どうか,彼女の遺していった音楽が世界中の人々に届いてほしい。

 何度も一緒に演奏した野口茜女史の「空への祈り」をまだ聴けずにいる私には,今はそうやって空に向かって祈ることしかできない。