学生時代の同期の何人かが急にバタバタと転職や退職を始めた模様。いつぞやのMeditationで書いた肝硬変直前の悪友も実は半年も前に会社を辞めていたという風の噂。少々気になったので奴の自宅に電話したらまだ死んでいませんでした。
やぢま「おぉ俺だけどさ。会社辞めたんだって?」
○ 「辞めた辞めた。ずいぶん前の話だよそんなの」
やぢま「で,次の仕事は」
○ 「え? してないよそんなの」
やぢま「やっぱりかよ。どうせ失業保険で毎日酒飲んでたんだろ」
○ 「うん」
やぢま「『うん』ぢゃねえよ」
○ 「それどころか俺,失業保険で沖縄行ってきたぜ」
やぢま「…」(<二の句が継げない)
○ 「あと四国うどん巡りもしてきた」
やぢま「…」
○ 「いやー沖縄の海きれいだったよ」
やぢま「現実逃避してんぢゃねえよ。働けよこのタコ」
○ 「ええぇ何で~? つまんないぢゃん。そんなことより沖縄ですごい泡盛買って来たんだぜ」
やぢま「…」
○ 「毎日家でちょっとずつ飲んでんだ」
やぢま「その泡盛が無くなった時がお前の夢の終わりだぜボケ」
○ 「どうしてそんな酷いこと言うかな」
やぢま「実家に会社辞めたのも教えてねえんだろ」(奴は大学で留年したときも隠蔽していた前科あり)
○ 「うん。 だってあれは親ぢゃないから」
やぢま「…」
○ 「ボクはね,木の股から生まれてきたの☆」
やぢま「…お前どうでもいいけどよ,そんなに金使ったら失業保険も無くなるんぢゃねえの」
○ 「うんもうすぐ無くなりそう」
やぢま「あのなお前,浅草の近くに清川二丁目ってとこがあって公園で暮らしてるヲッサンがいっぱいいるからお前もそこに行ってこい」
○ 「あぁそこもう行ってきた」
やぢま「…」(<二の句が)
○ 「俺『明日のジョー』が好きなんだけどよ,ドヤ街のある『玉姫』って架空の地名だと思ってたらホントにあったからすげえ感動した」
やぢま「…」
○ 「児童公園なのに子供が入れそうもない公園がいっぱいあった」
やぢま「…お前そう言えば肝臓はどうなったんだよ」
○ 「ああ酒の量減らしたら大分良くなったみたい」
鬼つまんねえ。
○ 「ん? 何か言った?」
やぢま「いや別に」
○ 「でも一時はマジで危なかったんだぜ,顔と手が黄色くなって何か変な人になってたし」
…書いてるうちに改めて呆れてきたのでここらへんで中断。転落の人生を歩み続ける彼の続報はまたいずれ。
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