最近仕事や私生活で失敗があっても立ち直りが早いなぁと自分で思う事がある。と言っても別にそれを喜んでいる訳ではなくむしろ危機感を覚える。私ごとき若輩の身で「年をとる」という表現は変かも知れないが,年齢を重ねるにつれて「喉元を過ぎる時点での熱さ」そのものに鈍感になってきているんではないかなぁと。電車の中などでマナーの悪いヲッサンやヲバサンを見かける度に「ああこんな中年にはなりたくねえな」などと思っていたものだけれども,衆目の中に晒されていると誰でもその事自体に慣れてきてしまい,折り目正しさを忘れてなりふり構わない人間に近付いていくものなのかも知れない。いや私は電車に乗る時降りる人波をかき分けて乗り込んだりしないけれども,例えば何か自分が過ちを犯しても最近は「いいぢゃん別にそのくらい」という居直った感情に切り替わりがちな事が自分で腹立たしい。大して悪い事もしていないのに「スミマセンスミマセン」と周囲に謝りまくる人間にはなりたくないけれども,自分の過ちに気づいたのなら外ヅラはともかく内心では多少落ち込むくらいが人間として正しいと思うのですが。まぁそもそも年齢の問題にしてしまう事自体が正しいのかどうかさえもう一つ自信がないですが。
30歳まであと3ヵ月。