病院バトル2005

 いやぁ参った参った。ついこの前林君ちに行った時に母君から「風邪はやってるのよ,やぢまさんは大丈夫?」と訊かれて「平気ッス,去年やっちまったんであと3年はひきません」などとほざいた翌日から発熱しましてね。しかも去年よりひどい38.9度という数値をたたき出してしまいヤマハの講師になってから初めて代講を出してしまいました(村松先生スミマセンでした)。去年は寝込んでいる期間は大して仕事もなかったんですが,今年は「発表会の伴奏で30曲演奏」「他の発表会の予習で徹夜」「SwingCityで『Actual Proof』と『Some Skunk Funk』を演奏」「確定申告」等の過酷なイベントが目白押しであり回復するまでに異様に時間がかかってしまいました。ってか今でも完全に復調している訳ではなく3歳児とケンカしても負けそうなくらい体に力が入りません。倒すなら今がチャンス。

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 さて今回も行ってきましたよ近所のデカい病院に。担当の先生は去年と違って50歳くらいの女性の先生でした。

  医 「アナタ去年も風邪ひいて検査してるのね,そのときはインフルエンザじゃなかったの」
 やぢま「そうみたいです」(←熱で朦朧)
  医 「昨日発熱したんなら,もしインフルだとすると抗ウイルス薬が効くのは今日いっぱいなのよ」
 やぢま「はぁ」(←朦朧)
  医 「だからね,折角今日来れたんなら今回も検査した方がいいわよ」

 まぁた採血確定です。あぁ今回も2度くらい針をブッ刺されてベッドに直行するのね私…などと悲壮な覚悟で採血室に向かいました。

 †

 あにはからんや,今年の採血ガールは非常に高いスキルの持ち主であっという間に静脈を探り当て血液をブチ抜いてしまいました。その後例のハナ綿棒を経て検尿を済ませ,待ち合い室に戻って待つ事1時間強。去年はそんなに待った記憶はないので「あれ,ひょっとしてホントにインフルエンザ?」などと不安になってきました。ようやく名前を呼ばれて診察室に入るとさっきの女医さんが眉根に皺を寄せて色々なパラメータと数値の印刷された短冊を睨んでいます。もちろんやぢまが見てもさっぱり意味が判りません。

  医 「やぢまさんね,検査の結果なんですけど」
 やぢま「はい」
  医 「(パラメータの一つを指差す) この数値が通常よりちょっと高いんですよね」
 やぢま「は,はい(ドキドキ)」
  医 「脂肪肝です

何 を 調 べ て ん だ

 
  医 「アナタ,10年前の体重は何キロでした?」
 やぢま「(ギク)え,えっと50kgくらいでした」
  医 「今は?」
 やぢま「ろ,ろくじゅうにきろです」
  医 「間違いない脂肪肝だわ,一体お酒どのくらい飲むの?」
 やぢま「ええっ最近はほとんど飲まないんですが」
  医 「じゃあゴハンの量は」
 やぢま「1食に2杯ずつです,減らさないとダメですか」
  医 「ゴハンはそのままでいいからおかずを減らしなさい,塩分とか脂肪分とかの悪玉はおかずの中に居るんだから」
 やぢま「はぁ」
  医 「まぁ50kgに戻すのは大変でしょうからね(笑), 2~3kgでいいから痩せて下さい,そしたら脂肪肝もなくなります」
 やぢま「…頑張ります」
  医 「あ,インフルエンザはね陰性でした」
 やぢま「…(それを最初に言えっつの)」

 †

 結局カゼ薬と抗生物質を貰って帰宅。体は休養を欲しているのですがそうそうピンチヒッターを出せる訳もなく,レッスンに1回代講を出しただけで残りの仕事には体中に使い捨てカイロを貼付けたりしながら出かけていきました。最近になってようやく熱も下がり,フロ上がりに体重計に乗ってみたら何と体重がいつの間にか59kgに。→脂肪肝卒業

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