たしかに『携帯メール』自体は私も好きぢゃないですが

 「Live Info.」やら「Basses」のページなど色々更新したいのですが,今月いっぱいで片付けなければ行けない懸案を複数抱えており6月になるまではただの日記更新で勘弁してください状態。

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 クルマの中でNHKの「ラジオ深夜便」を聞いていたら10分くらいのトークコーナーでどっかの大学教授が「暮らしの中の言葉」というお題で一席ぶっていた。曰く(要約),

 「…最近は電車の中で若者がみんなケータイでメールをやっていますよね。私なんかの世代には(註:おそらくこの教授氏は50~60歳代かと思われ)全然理解できないんですが,一体どんな事をやり取りしているのかなと思ってついつい隣の人の画面を覗き込んでみるんですよ。そうすると『今電車に乗った』とか『今○○駅』とか,なんだか今わざわざ相手に伝えなくてもいいようなどうでもいい内容ばかりなんですよね。こんな行為が昨今の若者の自己表現の一つになっているんです」

 …「ラジオ深夜便」は好きな番組なのでちとショックでしたね,こんな突っ込みどころ満載のヲッサンの寝言を大学教授の冠の下に全国ネットの電波に乗せて垂れ流すとは。電車の乗客がみんな下向いてケータイをいじっている様は15年前の日本社会から見たら確かに異様な光景ですよ。しかしそれはケータイという文明の利器を使いたくても「電車の中で着信音を鳴らしたり通話したりするのはマナー違反」という常識がある程度浸透しつつあるから皆電車の中では他人とのやり取りをメールで済まそうとしているという事じゃないですか。それに,双方が外出しているときにお互いの居場所を確認し合って最善の待ち合わせ場所やその後の予定を決めるための「今電車」とか「今○○駅」とかいうやり取り,普通に便利だし必要じゃん。大体さ,電車ん中で未だに大音量で着信音(それも着メロでなく一番耳につくブザー音で音量も最大)鳴らした上に悪びれもせずに平気で話し始めるのって大抵この教授と同じ世代のヲッサン連中ですよ。先日も横須賀線のグリーン車の中で何度もケータイ鳴らしては大声で話し始めるヲッサンに弊社が「うるせえな,デッキ行け」と優しく諭してあげたばかりですがな。多分こういうがさつなヲッサンが件の教授氏のように隣の人のメールを平気で盗み見たりするんでしょ。しかも結論が「若者の自己表現」てアナタ,想像力が欠落しているにも程がありませんかなモシ。よく女の人とかでケータイの液晶に覗き見防止用のシール貼っている人がいるのを正直「そこまでしますかね」という思いで見ていたものだけれど,平気で隣から覗き見しておいてしかもそれを公言して憚らないヲッサンがいるという世の中ではそれも止む無しかなぁと思った次第。