「Meditation」カテゴリーアーカイブ

ブログです。2001年9月から書き続けています。

7/28 AmaKha Full Band Live @ 横浜Thumbs Up,チケット発売のお知らせ

 

 さあ,いよいよAmaKhaフル編成ライブまで残すところ1ヶ月強となって参りました。前回も書きましたがヴォーカル三科女史自身のゴスペルクワイアのホールコンサートにかかりっきりだったため今回のライブに関しては内容を今のところほぼ私一人で企画して参りました。しかし件のゴスペルコンサートも無事終了し,女史もここからは体が空く事と思いますのでいろいろとダメ出し協力してもらえるものと期待しております。とりあえず私の方は新曲を1曲書き上げたので今度のライブで出来るかどうかは女史が歌詞を書けるかどうかにかかっています! (しかし苦手だという割には女史は書く時はあっという間に歌詞を書き上げてしまうので本当に舌を巻きます)

 そしてどうですか上に掲げた見事なフライヤー。これを作ってくれたのは前2回のフルバンドライブの時と同じ和泉君という私の友人で, 某・超有名TVゲームの制作にも携わっているというプロ中のプロデザイナーなのです。彼は中学の時の同級生で,当時から抜群に絵が巧くて将来は凄い仕事をする人になるんだろうなと充分に思わせるものを持っていました。お互い社会人になってからは15年くらい会ってなかったのですが,mixiでの再会を機に色々と仕事をお願いするようになり,現在ではAmaKhaの1メンバーと言ってもいいくらい重要な人物です。彼は前述のKWRのコンサートでもプログラムやチケットの制作,果てはカメラマンまでも担当しており,彼の作ってくれるフライヤーはいつどこに貼っても周りのフライヤーより目立ちます。

 AmaKhaのフル編成ライブは昨年10/1以来ですからほぼ8ヶ月ぶりですが,ライブそのものも4月のGINZ以来なので結構な久しぶり度です。 GINZのライブを終えて「あー次は3ヶ月後か,結構空いちゃうなー」と思っていたのですが気がついたらあっという間に2ヶ月経っちゃってました。最初の歌リハまで残り2週間しかなく私にとっては尻に火が点きまくりですが,少しでもオリジナルなもの&クォリティの高いものをやりたい,という希求のもとギリギリまで作曲&アレンジの作業に精を出したいです。

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 先日,三科女史がデザインした当ライブのチケットが家に届きました! 予約自体は以前から弱めに受け付けていましたがチケットも無事届きましたしここから大々的に宣伝します! 7/28 AmaKha Full Band Live @ 横浜Thumbs Up,チケットをご予約頂ければ当日料金より¥500お安い¥3,500でお求め頂けます! ご予約はAmaKha公式サイトのメールフォームまで,どしどしお寄せください! お待ちしております。


来週からまたちょこちょこ書きますよ

 高校や大学入試の時(私は大学受験してませんケド),「出来る問題から探して取りかかれ」という鉄則をみんな叩き込まれましたよね? ミュージシャンなんぞになったらもう試験なんて受けないしそんな格言も縁遠いよな…と思っていたのですが,AmaKhaフルバンドライブまでぼちぼち1ヶ月となり,曲目も出そろい,それに伴って宿題も山ほど出そろってしまい,さぁどこから手を付けるか…と途方に暮れた時に改めてこの格言が頭をよぎりました。「簡単なやつから取りかかれ」。

 新曲を採り上げる時に資料の作成が簡単なのは既存曲>オリジナルアレンジ>オリジナル曲です。既存曲の採譜はめんどくさいですが頭はそんなに使わないのでPCに向かっていればいつかは終わります。殆ど事務仕事。
 既存曲にオリジナルアレンジを加えるとなるとまずアレンジ自体を考えなきゃなんないし,音源は無くても何とかなりますがこちらの意図をスムーズに演奏者に伝えるためは作った方がベターです。アレンジも創造の一つなのでアイディアに煮詰まる事もあります。
 そしてオリジナル曲は当然1から全て自分で作らなきゃなんないのでメンタルな消耗がハンパ無いです。職業作家さんとかならテレビ見ながらでも1曲書けるのかもしれませんが私には無理。 私生活で懸案事項とかあったら作業も進みませんし,アイディアがまとまっても音源と譜面は必須なので大量の事務仕事が待っています。もちろん自分で産んだ子ですから愛着は前2者に比べれば大量にある…はずなんですが,いつもかわいい子が産まれるとも限らないので困ります(笑)。

 何にせよ,いずれはオリジナル曲が中心のライブが出来るようになればいいなと思っているので,球数の少ない今は一つ一つ新曲を書いて行く他はありません。ただ,オリジナルに最初から取りかかるといつ出来上がるか判らない=資料もいつ送れるか判らないので,まずは皆が資料を早めに見られるよう作業の簡単なもの(=既存曲)から片付けて行っている,というのが今の毎日です。

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 …そんなわけで更新を1ヶ月近くも放ったらかしにしていた言い訳から入ってみました。放ったらかしと言ってもMeditation以外はちょこちょこ更新したりしていたのですがよっぽどのマニア(いるのか?)の方以外は気づく筈もありませんよね。宿題もいつもは相方の三科女史に色々と協力してもらっているのですが,今回は女史が自身のクワイア「KWRゴスペルクワイア」の大きなコンサートを目前に控えており「資料手伝って」とか怖くてとても言えない状況です(笑)。幸い私は今月ライブが少ないのでそこそこ空き時間もあり,何とか今月中には資料をそろえられるんぢゃないかと思っています。今日,新オリジナルを書き終えてやっと一段落したところです。
 もちろん新曲が書き上がると超嬉しいですが,作業中の「産みの苦しみ」を考えるとこういうwebやブログの更新をしている方がよっぽど楽しいですし,FacebookやTwitterなんかはもっと手軽なので下手をするとずっと張り付いてしまいそうになります。しかしこの手のお手軽系は有意義に使わないとテレビゲームと同じで実生活が一歩も進まないし,当然誰かが宿題を手伝ってくれる筈もない訳です。

 ミュージシャンやライブハウスさん,楽器代理店さん等でwebの更新が滞っているところもたまに見かけますが,大抵本業が忙し過ぎてそっちに手が回らないケースが殆どだろうと想像できます。で私自身はともかく,私の周辺のそうした多忙な仕事人はみな一流の仕事をしておられる本物のプロフェッショナルの方ばかりです。納期や連絡が守れないのにTwitterやFacebookだけはマメ,みたいな人はいる筈もありません。

 いやーしかし自戒を込めてですが,FacebookもTwitterも張り付きは良くないよ,ホント。いや毎回面白い事しか言えない高田純次みたいな人ならいいけど,そんな人殆どいないし。ついでに言うならメールもWebそのものも,張り付いてたって時間の無駄だよ〜ん。

 


大好きな名古屋へ行きマウス

 毎年恒例春のJ&Oツアー,先日の東京に続いて来週27日には名古屋ブルーノートでの公演があります。大阪はちと日程が離れて7/21。ビルボード福岡があった頃は4カ所回れてもつ鍋も食べられたのになぁ…と2006年頃のツアーを懐かしく思い出します。最近Youtubeに過去のJ&Oのライブ動画が結構アップされてますので順子さんのお名前とかで検索してみて下さい。私のお勧めはTwitterでもご紹介した「ジョージア・オン・マイ・マインド」です。もちろん今年のツアーは動画では見られない新レパートリー目白押しですので,動画でお二人の素晴らしい歌声に少しでも心を揺さぶられたなら即名古屋ブルーノートに予約入れないといけませんよ! 予約ページはこちらですよ!

 

 …ところで最近の私の近況はどうなっているのかと言うと,ようやくメキシコの時差ボケが解消されつつあるという軟弱ぶりを遺憾なく発揮しているところであります。元々ミュージシャンなんて不規則な生活なので「時差ボケなんて大した事無いよな」と高をくくっていたのですが,実際渡航してみると帰国後1週間は夜22時ごろになると規則正しくスリープ機能が働くといった具合になり大変往生しました。ジャズのライブだとちょうど2部の中盤辺りで眠くなる訳で,ミュージシャンとしてこれ以上使えない属性は多分無いんぢゃないかと思います。恐るべし,15時間差。


如春夜夢

 Twitterを見てた方はご存知でしょうが遠藤律子FRV! メキシコ公演から無事帰還しております。海外未経験の上に飛行機嫌いの私がメキシコに行くなんて中学生に夜の歌舞伎町を歩かせるようなものかと思われましたが,いざ体験してみれば無事も無事,道中危なっかしかった場面はほぼありませんでした。

 何と言っても4泊逗留したアグアスカリエンテスの街の陽気さ,長閑さ! 帰り際立飛さんに「やぢまさん,海外ツアーっていつもこんなに良くないから」と言われるくらい平和で素敵な街でした。尤も無事に済んでいたのは過剰なくらい食べ物に気をつけていた事に加え,最初に1泊したメキシコシティーではやはり部屋でおとなしくしていたのが奏功しただけかも知れません。ともかく誰一人体も壊さず,犯罪に遭う事もありませんでした。


アグアスカリエンテスの街並

 逗留中の毎日の出来事に就いては律子さんのブログに詳しいのでそちらを是非ご覧下さい。私もTwitterで笑い話の一部を披露しましたが,今後ライブのMCのネタに取っておきたいので全部は書かない事にします。しかしホテルで朝テレビをつけたらいきなり男が女の胸の谷間に顔をうずめ倒している映像が流れたのには普通に引きました。有料放送じゃないですよ。しかも朝の8時半ですよ。こんな形でラテンの神髄を見せつけられるとは思ってもみませんでした全く。

 その他,海外初体験だった私から見た漠然とした印象を箇条書きで。

 ●「暖かいのに乾燥」という気候に驚愕。25℃以上あるのに静電気が起きるなんて!
 ●ゴハンはともかく何を食べても旨かったです。とくにコリアンダーの入った緑色のソース! 食事に関しては現在逆ホームシック中。
 ●スチュワーデスがあんなに嫣然と笑みを絶やさないのって日本だけなの?
 ●文化レベル高し。カフェでBGMを歌ってた男女二人組,パーティーで歌ってたソプラノ歌手,心が震えました。それに比べて日本の商業音楽はどうなってんだ一体。
 ●トイレがきれい。(と立飛さんが言ってた)
 ●「英語は全然通じないよ」と言われて自分が想像してたよりは英語をしゃべれる人も多かった。それでも同行した皆は「こんなに英語が使えないところは初めて」って。
 ●音響的には爆音が好みらしい(笑)

 …ともかく楽しかった! そして,夢を見ていたようだった。帰国して自宅のPCに向かってこれを打っている今,1週間前に自分がドキドキしながらアグアスに降り立った事が今でも信じられない。初海外を経験して何かが変わったという実感も無く,自分の中では未だ海外未経験者であるような気さえする。5泊8日(で合ってんのかな?)の出来事をこの日本でゆっくり反芻して自分の糧にしたいところだが,残念ながら日本ではやらなければならない宿題が相変わらず山のように待ち構えており夢見心地で立ち止まっている暇はビタイチ無いのだ。そして,それで充分なのだと思う。死ぬほど楽しい体験をした,というだけで。

 この公演に私を誘ってくださったバンマス律子さん,全面的なバックアップをしてくださったマネージャー小野ご夫妻,底抜けに明るく頼りになる日本大使館のY女史,窓口となってくださった文化庁のコニーさん,誕生日が巡って来なかった私(詳細はTwitter参照)に死ぬほど旨いテキーラを贈って下さった実行委員長アレハンドロさん,わがままな日本人に終日付き合わされた(笑)クラウディアさん,みんな明るく優しいホテルフランシアのスタッフの皆さん,そして旧友にして師匠,海外体験の先輩にしてかけがえの無いリズム隊の相棒である岩瀬立飛さん,

本当にありがとうございました。

…やべ,シメの写真間違えた(汗)