「Meditation」カテゴリーアーカイブ

ブログです。2001年9月から書き続けています。

どのくらい学習能力がないかというと

 最近立て続けに2度,無銭飲食しそうになって大変焦りました。いやもちろん故意にじゃなくて単なる私の不注意なんですが,その不注意にもメカニズムってものがありまして。
 ライブのおギャラが振込でない場合はたいてい封筒で頂くのですが,その場で封筒から出して財布にしまうのも何なので封筒のまま鞄の中に入れたりする訳ですよ。で数日後,財布にもとからあるお金を使い切ってしまっても「あ,いま鞄の中にいつかのギャラがあったっけ」と気づくとそのままATMにも行かずに済ませてしまう訳です。そのまま鞄を持ち歩いていれば良いのですが,仕事場に鞄を置いたまま財布だけ持って食事に出かけたりする時にそのミスが発生するんです。

 1度目はレッスンの日,30分しかない休憩時間を使って会場の隣にある中華料理店に入った時の話。タンメン680円を食べ終わってさあお会計…という時に財布を開いてみると所持金が300円くらいしかなくて大慌て。中国人の店員の女の子に「あの僕そこのヤマハに勤めてるんだけどお金忘れたから今すぐ取ってきますホントにゴメン」と平謝りしてダッシュで鞄を取って戻…という顛末。その店は会場のほんとにすぐ隣で非常に便利なのだけどその出来事がこっぱずかしくて以来暖簾をくぐっていません。

 2度目はライブの日,25分しかない休憩時間を使ってライブハウスの隣の隣にある中華料理店に入った時の話。牛肉の甘煮そば700円を食べ終わってさあお会計…という時に財布を開いてみると所持金が300円くらいしかなくて大慌て。中国人の店員の女の子に「あの僕今そこのライブハウスで演奏してるんだけどお店にお金忘れたから今すぐ取ってきますホントにゴメン」と平謝りしてダッシュで鞄を取って戻…という顛末。これってつい昨日の話でありこの店は安くて美味しくて非常に便利なのだけどその出来事がこっぱずかしくてしばらく暖簾をくぐれそうにありません。

 …なんでいつも中国人がやってる中華料理店でこれをやらかしてしまうのか自分でも不思議ですが,ともかく今回さすがに懲りたので「今度から仕事で頂いたお金はその日帰ったらきちんと財布にしまおう」と心に決めた次第。ですからこれを見た人がどこかで私の鞄をこっそりまさぐっても無駄です,私を直接襲わない限りお金を失敬する事は出来ません。(ホントにそれをやられても困るのだけど)


カラ元気

 引き続き資料満載の宿題地獄からお送りしております当「Meditation」,司会の箭島裕治です皆さんコンバンハ。なかなか更新できない上にメール関係も仕事以外のものは全く返信できておらず大変申し訳ありません。読み書き作業から逃れられないのはいくつかワケがありまして,その一つは「重要なレコーディングを控えている」というものであり,これは自分仕切りではないのでともかくもらった資料をチェックして対策を講じておけば良いのですが,もう一つは「新しいユニットの始動を企んでいる」という自分企画(おそらく双頭企画になるのですが)なのでみんなに配る資料を自分が作らねばならず,しかも最初は持ち曲がゼロなので初ライブが出来るくらいの数の譜面を1から書かねばならず作業量も結構なボリュームなのです。しかし「こんなライブにしたいな~」などと考えながら採譜したり浄書したりするのは結構楽しいものでして,睡眠時間も圧倒的に足りていませんが気持ちだけは元気に毎日を過ごしています。

 話は変わりますが最近仕事仲間で「飲料は殆ど水しか飲まない」という健康志向な人がちらほら出始め,その影響で私も自販機の前に立つとミネラルウォーターのボタンを押す事が多くなりました。水ばかり飲むようになっても各社の味の違いが判るというところまでは至らないのですが,唯一「エ○○ン」だけは何となく美味しくないような気がして敬遠しています。好みの問題なのでしょうか。


仕事部屋の散らかりっぷりがあり得ないレベルに

 相も変わらず宿題が山積みで更新できてなくてスミマセン,という更新。最近好きなものといえばWikipediaの「グラハム数」の項目。文字通り,桁外れのスケールの話。

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 20日のライブのリハが昨日の昼間にあった。「○○のコピーバンド(セッション?)」を標榜するライブなんて学生以来かもしれないけど非常にリハの感触がよく,今月のお勧めライブの一つになりそう。


2つのレコ発ライブ

 先月は17日・20日と立て続けに2つのレコ発ライブがありました。17日の方は私の大学の先輩でもあるヒーリングピアニスト,望月衛介さんのデビュー20周年記念ライブ。一夜限りのメンバーは望月さんに梶原順 (gt.) さん,則竹裕之 (drs.) さんというスーパープレイヤーズであり曲数もインスピリッツのライブを超える22曲という多さ。望月さんの曲はアレンジが緻密でタイム感も音選びも一瞬の気も抜けないシビアさですが,これを当日リハのみのセッションで「ライブな演奏」にしてしまう気持ちよさは今まで味わった事のない快感でした。スクエアの ファンだったという望月さんが「則竹さんと一緒に演奏したかったんです!」と言ってセットリストに取り入れた唯一のカヴァー曲「TAKARAJIMA」, 実は私も演奏しながら心で嬉し泣きしてました(笑)
 南青山MANDALAには観客・パーティ客としてはたびたび足を運んでいますが,演奏者として訪れたのは2000年のakiさんのライブ以来実に10年ぶりでした。この日の設営では現在Sleek Eliteさんからお借りしているTecampのキャビネット,M212を初めて使用してみました。

TecampM212をSWR Headliteで駆動。
下のGKのキャビはお店の機材。かさ上げ用で稼働はしていません

 

 そして20日の方は上野山英里ピアノトリオの1stアルバム「The first Cry」のレコ発。こちらの方はセッションではなくもう3年くらいやっているバンドなのですが,何と言っても初めて作品が形になったという事もあり,超大物ゲスト参加に加え(バンドとしては)初出演となるJZ Bratを会場に選ぶなど,本当にスペシャルな一夜になりました。
 JZはピアノや機材が新しくなったせいか,私にとって最近特に演奏のし心地が良い会場の一つですが,この日のライブほど静謐で澄んだ音空間を味わった事 はなかったように思います。私たちもこの日のためにしばらくライブを見送っていたので本当に1音1音命を削っていたと思いますが,お客さんの集中力も恐ろしいものがありあの規模のライブレストランで食器の音などが殆ど聞こえてこないのはある意味恐怖さえ覚えるような緊張感でした(笑)。ライブ終盤には肝心な小芝居を素で忘れるなど私の天然っぷりも発揮され多少は場も和んでくれたかと思いますが(←自己正当化),ともかくレコ発に相応しい非常に充実したライブだった事は間違いないと思います。これも偏にバンマス上野山女史の信念と行動力の賜物に他なりません。いつかこのJZで,このバンドのライブ録音が出来たらどんなに素晴らしいだろうと思いました。

 

この日はSWR Headlite + BergantinoAE210。
今度JZに出る時にはEBS112+Tecamp212を試してみたいです。

 

 それぞれのライブで発売されたCDの購入情報は「Works」のページに掲載しました。どちらもミュージシャンがこだわり抜いて作り上げた魂の結晶です。是非お買い求めの上じっくりと聴いてみて頂ければと思います。


大迷惑をかけてしまった…

 全くもって何とお詫びすればよいか判りません。私のミスで二つのライブを同一日にダブルブッキングしてしまった上,それに気づかず片方のライブ情報を1週間以上も自サイトに載せっぱなしにしてしまっていました。関係者/閲覧者の皆様に深くお詫びするものであります。以後こういうことが起きないよう本当に気をつけます。