ワークショップ的な事をやるんだべさ

 ひゃー。もういろいろ時間がないよう。

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 6月,宇都宮と東京でそれぞれワークショップ的な事をやりますので宣伝。それぞれ画像をクリックすれば拡大できます。

 6/1 (Wed.) 宇都宮Fellowsの方はジャムセッションのホストを務めつつ,セッションにおけるアドバイスなどを提供できればと思っております。ですのでこちらはベーシストさんのみならず,他パートを演奏される方々にもプロアマ問わずたくさんご参加いただきたいです。ミニライブなんかもやる予定です。
 6/26 (Sun.) InnerWood主催ワークショップの方は三軒茶屋のリハーサルスタジオを借りて開催するファンク・ベースに特化したセミナーです。こちらは定員が5名様で,すでに4名のエントリーがありますので残る枠は若干1名様! エントリーお申し込みは innerwoodbass@gmail.com 宛てにお願いいたします。すでに定員になっていた場合はご容赦ください!

 両セミナーとも質疑応答の時間などを設けますのでなんでも訊いていただければと思います。何にでも答えられるかはわかりませんが(笑)。

 …というわけで,取り急ぎ掲載まで! あ,Scheduleのページもいろいろ更新しましたよ。


感謝と感慨

 箭島裕治Boot Funk! vol.21「Restoration」,多数のご来場誠にありがとうございました。AmaKhaとはまた違ったメンバーで,自分の好きな音楽をお客さん達の前で2時間演奏できて幸せでした。

 アンケートを読ませていただいて驚いたのは,「INSPIRITSのファンです」という方が何人もおられたことでした。AmaKhaとBoot Funkは,「ゴスペルであるかないか」「歌ものかインストか」という違いはあれど,純粋にベーシストという立ち位置で見ると私が両バンドでやっていることはそう変わらないつもりなんです。が,やはりゴスペルユニットにゴスペルファンが集まるように,インストユニットにはインスト好きの方が注目しておられたのだなぁ,と。
 同じインストといえどINSPIRITSのようなフュージョンバンドと私のBoot Funkは音楽のテイストはかなり違うと思うのですが,アンケートを見る限りではINSPIRITSのファンの方にもこの日のライブは楽しんでいただけたようで大変嬉しく思いました。前にもここに書いた通りBoot Funkは2011年のライブを最後に5年間中断していたのですが,その5年の間にINSPIRITSで私を知ってくださる方が徐々に増えてきて,活動をチェックして下さっていたのだろうと思うと浅からぬ感慨があります。さらに再開を決めたのは昨年の秋頃だったのですが,その決断にもきっかけとなったとある事情があった訳で,今思えば中断から再開までの流れは全てが私の与り知らないベストなタイミングで勝手に事が進んだようにも思えます。大げさですが,ここで再開すべき運命だった,とでも言ったら良いのでしょうか。

 とは言っても悦に入ってばかりいる訳でもなく,「バンマスってチョー大変」などと今更な事を今回改めてひしひしと思い知らされました。もちろんだってAmaKhaだって一応私がバンマスですが,この二つは便宜上私がリーダーという体になっているだけで,実際はメンバー同士の関係は対等ですし様々な仕事を分業してやってこれた訳です。しかしBoot Funkは,一応今の所はメンバーに対しライブ毎にオファーしているので,音楽的/事務的/精神的な支えに100%自分がならなきゃなんなかった筈なんですが,…いやー支えられてなかったわ俺。敢えて言えば最初の2つはどうにかなってたかも知れんけど,最後のがね。ねー。

 そんな頼りないバンマスの元,つっつん豪ちゃん香菜ちゃん樹麻君は本当に最高のグルーヴをたたき出してくれました。今回の再開と同じように5年前の中断にもまたとある事情があったのですが,ひょっとするとこの5年間は,より強力なBoot Funkのイメージを探すために私に与えられた旅の時間だったのかも知れません。メンバーからしてみればなんとも挙動不審な頼りないバンマスだっただろうと思いますが(笑),満を持しての再開にこの4人を呼んだ私の目に狂いはなかった…という点だけは胸を張りたいです。来月,池袋でのBootFunkではとあるご縁でスペシャルなメンバーとなっていますが,パラダイスカフェさんからも再出演を要請されていますし,いずれ近いうちにこの5人でのブックを再び試みると思います。

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 さて,そのスペシャルなメンバーでお送りする東京・池袋でのBoot Funkがこちらです。

 

 タイトルは「The Bottom」。ファンクで「ボトム」というとグルーヴの底辺,みたいな美学を感じるキーワードですが,実はダブルミーニングになっておりましてドラムの渕君と深夜のファミレスに行った時の彼の名台詞「あんなん,どん底の人生やで」から取ったものです。何がどん底なのかはとてもお話しできませんが(笑),ともかく彼のファンク・グルーヴとテクニックはちょっと東京ではお目にかかれない種類のものです。樹麻君や坂東慧君もそうだけど,関西のドラマーはファンクを判ってる奴多いよなー。いい事だ(笑)。

 5/15(日),19:30開演,会場は池袋アブソルートブルーです。ご予約フォームはこちら。今ここを見ている方で佐久間優子 (pn.) さんのプレイを見た事がないという方がもしおられたら,絶っっっっっっっっっ対にこの日見に来てください。きっとあなたは,小柄で物腰の穏やかな女性ピアニストに「ジャズの化身」が憑依する瞬間を見る事でしょう。


箭島裕治Boot Funk,いよいよ再開

 のわー。せめて月に1回は更新しようと思ってたのに気がついたら2ヶ月半も経ってた。…いや「気がついたら」ってのは嘘で,気がついてたんだけどとても手が回らなかった,ってのが正直なところ。2〜3月はライブは少なかったんだけど,引越しと確定申告と機材車の入れ替えが一挙に押し寄せてきたせいで舞台袖でえらいこと過酷な日々を送っていたんです。たぶんここ2ヶ月ほど,「終日のんびりしてていい日」ってのはほぼなかったんじゃないかしら。11月のとある仕事で一緒だったピアニストさんとエンジニアさんに先日4ヶ月ぶりにお会いしたら私の顔見て「激やせじゃん」って超驚かれた。自分ではまいんち鏡見てるから全然判んなかったんだけど。

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 そんなわけで2週間切りました。実に5年ぶり,新体制5人編成での「箭島裕治Boot Funk!」@関内パラダイスカフェです。

 引越しの前後はネットが使えなくなっちゃうんで,今回は当日の1ヶ月も前に曲決めしてメンバーに資料渡しちゃいました。5年前までの「Boot Funk」は私と堤智恵子女史と末永華子女史のオリジナル,そして70〜80年代のファンク/ソウルの名曲カヴァーが中心だったのですが,今回もキープコンセプトではあるもの初めてBoot Funk用に書き下ろした私の新曲があったり,初参戦となる黒瀬香菜女史(←作編曲能力ハンパない)のオリジナルを入れさせてもらったりと新しい試みを幾つか投下してあります。そして何と言ってもファンクと言えばギター,ギターと言えばファンク! そろそろ15年来の付き合いになるであろう盟友・山田豪 (gt.) 君の参戦により,今回のライブが初めて真の「Boot Funk」となるはずです。彼の提案により今回は90年代の名曲も1曲やってみようじゃないかという運びになっており,こちらも非常に楽しみです。果たしてどんな曲目になっているのか,それは来てのお楽しみ…なのですが,つっつんの大好きな「愛のコリーダ」は確実にやります(笑)。ともかくファンク好き,16ビート好きの方々なら悶絶すること間違いなしの内容です。

 このBoot Funk,実は早くもVol.22が東京・池袋で決まっています。メンバーもこの日だけのスペシャルメンバーです。詳細をScheduleのページにこっそり載せましたのでぜひご覧ください。5/15(日)です!

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 一方のAmaKhaですが,ここの更新をほったらかしてた2ヶ月半の間にライブが2回ありました。もう「レコ発」と銘打つにはだいぶ日が経ってしまっていましたが,それでもたくさんの方々に見に来ていただけて本当に嬉しく思いました。4月からまた少々忙しくなってしまいますが,仕事場も快適になったしBoot Funk同様新曲/新アレンジを増やしていきたいです。次回のライブは4/23(土),桜木町Dolphyでのライブです。この日のサポート陣はおなじみスーパーピアニスト西直樹さんに加え,なんと大儀見元 (perc.) さんがゲストではなくメイン打楽器奏者として参戦してくれます!

 

 その他にもご覧の通り,宇都宮〜小山を回るFellows 2days,本場のスティールパン奏者Tony Guppyさんをゲストに迎えてお送りする千葉みなとでのスペシャルライブなど,かなり先までライブが決まっています。夏にはゴスペルワークショップを兼ねた初ツアーも行けたらいいなと画策しています。どうぞお楽しみに!

 


珍しく気が引き締まる新年

 現在ラテンシンガーMASAYOさんの九州ツアーの真っ最中で,今回は福岡から八女に移動している車中でこれを書いています。例えば作編曲や音源制作のような仕事は大きめの鍵盤がないと難しいので,ツアー中に内職しようとしてもスタジオでも借りない事にはなかなか進められないのですが,最近では「旅先でネット回線がない」という事はほぼないので,こういったウェブサイトやブログの更新をするには地方ツアーはいい機会となります。

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 昨年末のAmaKhaミニ(プチだったっけ)ツアー,大船・銀座に引き続き水戸・小山でもたくさんのお客さんに来ていただく事ができ,CDもたくさん買っていただきました。本当に嬉しい限りです。
 AmaKhaに関しては昨年の意向としては「ライブを2ヶ月に1度くらいにして数より質で勝負しよう」的な方針だったのですが,お店サイドから多くオファーを頂いた事もあり,本数としては12本,結果的に月1本ペースでこなしたのと同じ事になりました。そして昨年一年を通して感じたのは「やはりライブはやればやるほど音楽的にも進化する」という実感でした。2013年より幾分本数が少なかった事を考えると逆説的な実感でもあるのですが,去年一年はそれほどセットリストなども変えなかった分,内容の深化が著しかったのではないかと思います。確か2010年前後のオバタラ・セグンドはほぼ2年間くらいセットリストを変えずに多くのライブをこなしていたと思うのですが,その間お客さんは飽きるどころかどんどん増えていって私たちの音楽的な充実感も回を追うごとに増していった事が思い出されます。
 今年は私の忙しさが幾分緩和される予定ですので新しい題材を吹き込みたいとは思っていますが,同時にこの月1ペースも落とさずにライブをやれたらいいなと思っています。そして2016年最初のライブは上掲の通り,2/20関内パラダイスカフェでのライブです! 単に「サポート」と言ってしまうにはあまりにも凄絶すぎる西直樹 (pn.) さん・岩瀬立飛 (drs.) さんの最強コンビと共にお送りするAmaKhaライブ,今年もたくさんの方々に見に来ていただきたいです!

 さて,そのAmaKhaの新アルバム「Glorious Thing」ですが,ようやくAmazonで販売する手はずが整いました。発売日は1/15ですが,今からでもご予約可能ですのでぜひ下記バナーから商品ページへ飛んでみてください!

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 そしてもう一つ大きめのお知らせです。
 SNS関連ではすでにお伝え済みですが,今年から私のインストプロジェクト「箭島裕治Boot Funk!」を復活させます。その第一弾ライブがすでに決まっており,概要はこちらの通りです。↓

 

 「Vol.21」と銘打っていますが,「Boot Funk」という名前でやっているのは多分直近3〜4回分で,元々は2004年頃に「やぢまProject」みたいなヒネリのない看板で始めたのが私のリーダーセッションの端緒だったと思います。当時私は「宴(うたげ)」というピアノトリオをメインでやっていたのですが,漠とした音楽観の「宴」ではあまりやらないような,私の大好きなストレートな16ビートをたくさんやりたいなと思ったのがきっかけでした。でもやりたいことを全部やろうとするには単発のセッションとしては難曲揃いすぎたらしく,Vol.10くらいの時にサックスの宮地傑さんに「これじゃまるで『やぢまブートキャンプ』だね(笑)」と言われてしまい,それを「あ,面白いな」と思ってその次くらいから本当に「やぢまゆうぢBoot Camp!」という名前に変えてしまったんです。で,どうせなら名前に音楽観が少し出ている方がいいなあと思い,名前を漢字表記に統一したついでに「箭島裕治Boot Funk!」にした,というのがここまでの経緯です。2004年に第1弾を始めた頃は「まぁ半年に1度くらいできればいいかな,そしたら80歳になる頃にはVol.100になるかな(笑)」と思っていたのですが,実際にはここまで12年で20回ペースですからVol.100に到達するには90歳くらいまで生きなければならなさそうです。「宴」なんてバンド発足から数年で第100回ライブに到達したんですけどね。ま,数が多ければいいってものではないでしょうが,今は1回ごとにお願いしているメンバーも,いずれは固定化してバンド化していくのかもしれませんし,もしそのようになったらやはりコンスタンスにライブをやれた方がより充実した音楽をお届けできるような気がします。
 今回5年ぶりに再開するにあたってお願いしたメンバーはBoot Funkの要と私が位置付けている堤智恵子女史 (sax.) を中心に,ここ数年で私が最も「ファンキー」だと思っている加納樹麻 (drs.) 君と黒瀬香菜 (key.) さん,そして多分第1回のリーダーセッションの時にも共演してくれた山田豪君 (gt.) の4人です。このプロジェクトをやっていなかった5年の間にも様々なライブで様々なミュージシャンと共演させてもらえた中で,再開した時のサウンドを最も鮮明に想起させてくれた4人を満を持して呼ぶことができました。きっととてつもなくグルーヴィーなライブになるものと確信しています。


屋外での爆音イベントとかは,もう止めようがないのである程度仕方ないと思いますが

 だいぶお礼が遅くなりましたが,AmaKha 2nd Mini Albumレコ発第1弾/2弾の大船・銀座でのライブに来てくださいました皆様,どうもありがとうございました。CDはお楽しみいただいていますでしょうか? 今月後半,クリスマス直後の26日・27日にそれぞれ水戸と小山で第3弾/4弾をやりますので是非多くの方々に聴きに来て頂き,CDをゲットして頂きたいです。ライブの概要は下のフライヤー,詳細につきましてはScheduleのページをご覧ください!

 

 

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 さて,レコ発に関連して「演奏中のお客様による写真撮影」に就いて少々話題になっていたようですので私の考えをまとめておきます。要旨はちょうど1年くらい前にTwitterに書いた内容とほぼ同じですが。

 私個人のスタンスは原則「お客様による演奏中の撮影・録音はNG」です。
 録音がなぜNGかについては言を俟たないと思います。これを認めてしまっては,究極的には私たちライブミュージシャンは演奏で食べていくことができなくなってしまいます。また同じ理由から動画の撮影もNGです(録画は録音を含むので)。

 では写真はどうなのか。肖像権やSNSの話をひとまず脇に置いておくと,心情的には私ごときの写真くらいOKにしたいところではあるのですが,かと言って共演者の中に「撮ってもらっては困る」というミュージシャンもいるかもしれませんし,私自身も正直フラッシュを焚かれたりすると演奏に集中できませんし,フラッシュがなくてもバラードなどの静謐な場面でシャッター音がすると物凄く嫌な思いをします。仮に撮影OKにしてしまうとこの辺りをお客様の配慮に委ねるしかないのですが,残念ながら全ての方が音や光を消してくださるわけではないというのが現状ですので,「細かい条件つきのOK」にするくらいであれば「原則禁止」にしてしまった方が判りやすいし他のお客さんや共演者にも迷惑はかけない,というのが私のスタンスです。そもそもコンサート会場たるものは録音はもちろん写真撮影も普通は認めないものだと思うのですが,ジャズライブハウスなどの小規模なお店ではその辺を一々うるさく言わないという立ち位置のお店も多いのでしょう。かつてはそれでも良かったのかもしれませんが,誰でも携帯電話を持ち歩いておりどんな携帯にもそこそこ高性能なカメラが付いている昨今では,「お咎めなし状態」が招く結果がだいぶ違ってくると思うのです。

 中には「撮ってくださってありがとうございます! 宣伝になるのでばんばんSNSに載せちゃってください」というミュージシャンさんもおられるかもしれません。しかしご本人がご本人のライブについてのみそれを是とされていたとしても,お客さんがそれを「ミュージシャンのデフォルト」だと思ってしまうと,後々に起こるトラブルが容易に想像できてしまうわけです。そして演奏家一人一人が「私は撮影OK」「私はNG」と個別に表明しお客さんに使い分け(?)て頂くくらいなら,私は演奏中の撮影というものが「禁止されていなくても普通はやらない事」という,単なるタブーとして世間に通底して欲しいなと思っています。「ご飯食べるときに肘をついてはいけないよ」みたいな。写真を撮るお客さんの中には「宣伝になるかと思って」という方もおられると思いますが,宣材としてのアーティスト写真は,ミュージシャン側がきちんとプロのカメラマンにお願いして撮ってもらい,自分で吟味して選定すべきものです。

 ちなみに私の場合,客として客席に座っているときも他のお客さんが演奏者の写真を勝手に撮っていると気になってしまいます。自分より前に座っている人がスマホなりカメラなりをステージに向けてると,液晶がこっち側に向くでしょ。あれ眩しくて結構イヤなんだよね。そんな細かい事気にする私がビョーキなだけかしら。あとSNSとかタグ付けとかに関してはまた別に議論されるべき問題でしょうが,長くなっちゃうのでどなたか他の方にお任せします(笑)。