新局面

 私にとって一世一代の(とか言いながら,今まで何度かこの言葉を使ったような気がしますスミマセン)AmaKhaレコ発ライブが終わり20日も経ってしまいましたが,もう一度改めて御礼を。モーション・ブルー・ヨコハマへの多数のご来場,本当にありがとうございました。
 更にメンバーやお店のスタッフ,お客さんに40歳の誕生日を祝って頂き感激しました。MCで話した通り三科女史には事前に「いやサプライズとかホントやんなくていいから」と言っておいたのですが(だって照れちゃうし),あんなに温かく祝って頂いて嬉しくない筈がありません。殊にお店のプロジェクターの粋な計らいにはヤられました。…ま,毎年誕生日にレコ発やろうかな(嘘)

 しかし「『一世一代』が毎回」というのは強ち冗談でもなく,マネージャーやスタッフのいないAmaKhaにとってはこの規模のライブを企画するのはホント大変で,詳細は省くものの様々な面で成功に結びつくかどうか本番直前までギリギリの戦いがつづくわけです。多くの方々のご協力のおかげで今回も無事成功裏に終える事が出来ましたが,そこまで辿り着くまでの様々な労力を考えると個人レベルでのこの規模のライブはホントに年に1回が限度かなー,とも思えます。

 レコ発後しばらくそんな事を考えていたのですが,ある日ミュージシャンのA氏とクルマで一緒に移動する機会があり,A氏も年に1度はソロ名義のライブを300人規模のライブハウスでやっているので,営業または業務スタッフがいるのかどうか尋ねたところ「いやいや殆ど自分一人ですよ」とのお返事。もちろんAさんはキャリアも知名度も私達よりずっと上ですし集客も十分可能なのでしょうが,「それでも毎年命がけでやってます(笑)」とのお話でした。そこへ行けば私達の場合規模も100人程度ですし,バンド名義なので三科女史と二人で協力できますし,Aさんに比べたらまだまだ頑張れる程度の大変さなのかもしれません。しかしあまりに集客を含めた営業面にミュージシャン自身が気を遣い過ぎていると,肝心の音楽的な内容が固まらないまま当日を迎えてしまう可能性もあるわけで,実際我々のレコ発までの毎日もこのバランスを睨みながらの日々でした。それでも大きなステージで沢山のミュージシャンを迎え,普段出来ない音楽を沢山演奏するのは本当に得難い楽しい機会で,Aさんも「それがあるからこそまたやろうという気持ちになる」と仰っていました。もうその規模のコンサートを10年続けておられるというAさんを見倣って,私達も今回のような大規模なライブを今後も定期的に続けたいなと思っています。特にゴスペルはやっぱりクワイアあってのゴスペルですし,十分な広さと行き届いたPAシステムを併せ持つモーションブルーのような会場でそれが毎回叶うなら,少々(少々じゃないですけど 笑)の苦労も厭っている場合ではありません。そしてやるからには,来て下さった皆さん全員に楽しんで頂けるような内容を目指さなければ,と思っています。

 さて,そのAmaKhaの次回のライブは何と初遠征となる関西でのライブ2daysです! 詳しくはこのフライヤーかScheduleのページを見て頂きたいのですが,去年オバタラ・セグンドとのコラボで知り合ったヴォーカリスト/ピアニストの奥本めぐみ女史のご協力で,めぐみさんやめぐみさん率いるクワイアとのコラボレーション・ライブが実現しました。それに先立ち今月末29日,めぐみさんに東京に来てもらい自由が丘マルディグラで私とめぐみさんの双頭セッションを行ないます! メンバーは私達二人の他,岩瀬立飛 (drs.) さんに鈴木直人 (gt.) 君という真の実力者に来て頂く事になっています。特に直人君にはいずれ必ず自分のプロジェクトで弾いてもらいたい,と予々(かねがね)思っていたのですが,今回やっと実現する事が出来て本当に楽しみです。オバタラでの超絶プレイと素晴らしいオリジナル曲で東京でのファンも増えつつある奥本女史ですが,今回のこのセッションでその魅力を更に知らしめて帰阪して頂きたい,と思っております。私個人としても最近色々な考えから単発セッションの企画を控えておりましたが,ようやくその機が来たと奮い立っているところであります。まずは皆様,6/29のご予定を是非空けておいて下さいネ!


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