ツアー日記を書いている間に3年ぶりに風邪をひいてしまったやぢまくんです。現在ではほぼ全快しましたがよりによってこんな暮れの忙しい時に,しかも世間が賑わっている時に風邪ひきさんになってしまうとはねぇ。世の中うまくいかないねぇ。
「で,ツアー日記の続きはどないしたんぢゃコラ」すみません。3日目の出来事を書いてたら異様に長くなってしまい更新が延び延びになってしまいそうなので旅日記は改めて別ペ-ジにてupいたします。もうすぐ3日目の分も書き上がりそうです。
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最近うちの近所に夜になると屋台のラ-メン屋が出るようになりました。どこかの店鋪が潰れたあとの狭い空き地に1tトラックを頭から突っ込んで営業してるの。早速行ってみると屋台をやっているのはヲッサンぢゃなくてヲバサンでした。メニューは「角煮ラ-メン 600円」のみ。オプションの味付け玉子が100円。もちろんオプション付きでオ-ダ-してみました。出てきたラ-メンは普通の醤油ラ-メンで,チャ-シューの代わりに角煮が乗っかってる,という感じ。一口食べてみるとあっさりスープでなかなかよいお味。いわゆる「いい屋台の味」です。で,笑える事にこのヲバサンが喰ってる間に色々話し掛けてくるんだわ。
ヲバサン「ねぇ,玉子の味付けどうかしら?」
やぢま「え? いや旨いッスよ」
ヲバサン「そう,それならいいんだけど。私好みの味付けだから若い人にはどうかと思って」
やぢま「…はぁ(いいのだよ自分好みで。世間の流れに阿(おもね)るのは良くナイ)」
ヲバサン「ほら最近の若い人ってトンコツスープが好みなのよね,あなたもそうなの?」
やぢま「いや自分は旨けりゃ何でも(願わくば黙って喰わせてくれる方が)」
ヲバサン「そう,そりゃよかったわ」
やぢま「(喰い終わった)ここに来る前はどこか他の所でやってたんですか?」
ヲバサン「ううん,屋台そのものを始めたばかり。それまでやってた会社がダメになってね,一度やってみたかったのよ屋台」
やぢま「なるほど(始めたばかりでこの味か,やるなオヌシ)」
ヲバサン「でも屋台始めたいって言ったら娘に『母さん免許持ってないぢゃない』って言われてさ,まず最初に取りに行ったわよ車の免許」
会社が潰れたのは気の毒な話ですがそれを転機に自分のやりたかった仕事を始めてしまうというのはなかなか凄い気合いと根性だな,と思います。しかもそのためだけに車の免許を取る事も厭わないとは。しきりにラ-メンの味を気にしていたヲバサンでしたが味の方は心配いらないので閉店後に空き地から1tトラックをバックで出す時に車や人にぶつけないようくれぐれも気をつけなされ,と願うやぢまでした。