一昨日は「バキッ」という尋常でない音を1日に2回聞いた稀有な日だった。
1度目はレッスンに行くために車で町田に到着した時の事。いつも使っている立体駐車場の入り口ゲートから入庫しようとしたら出口ゲートの方から「バキッ」という物凄い音と「ひゃあ」という中年女性の悲鳴が。驚いて音のした方を見てみると白い軽自動車に乗ったオバハンが一度出庫して降り切った出口ゲートの遮断機に何故かバックで突っ込んだ模様。慌てたオバハンは一度路上に車を出してハザードを出したものの路肩も無く交通量も多い道だったので再び発進しそのまま逃走。もちろん一部始終を見ていた親切なやぢま君が代わりに駐車場の会社に電話して車種とナンバーを通報しておいてあげたYO! オバハン,ラッキー。
2度目はレッスンが始まる前に会場の向かいにあるリラクゼーションサロンでマッサージを受けていた時の事。肩と首をほぐしてもらった後,痛みが取れなくて最も困っている背中に手を遣った瞬間女性店員が「うっわ,固」と思わず漏らしてしまった所まではまだ笑えたんだけど,どうやら渾身の力でほぐしてくれているらしい店員さんの指先から「バキッ」と音がした時には揉んでもらっているのにもかかわらず全身が硬直しました。…折れたか? 折れたのか? 「あの,指,折れました?」と訊こうかと思ったけどそのままマッサージは進んでいるらしいので私もとりあえず何も聞かなかった事にしました。終了後そのままレッスンに向かったら会場のスタッフから「先生,おでこに寝あとがついてます」と言われてしまったものの消しようが無いのでそのままレッスン開始。あとで鏡を見たらナイキのマークを縦にしたような寝あとがまだ残っていて間抜けな月光仮面の様なツラになっていました。
しかし実際のところ背中の痛みは割と深刻で,特に大きなホールでの仕事なんかだとリハーサル開始から本番終了まで7~8時間も立ちっぱなしで演奏するので家(地方の時は宿)に帰っても疲れているのに痛みで殆ど寝られない事も多い。去年の9月にオーダーした軽量な6弦ベースが間もなく届くので,今後しばらく立奏の仕事は全てその楽器に頼る事になりそう。それと月に1回は指が折れたかもしれないオネエサンにマッサージしてもらう事になりそう。そしてその度に月光仮面に変身する事になりそう。
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