鍵っ子イージーミス<その1>

 電車でツアー移動する時の私の荷物は最少でもベース2本入りのギグバッグ(重さは10kgを軽く超えます)とエフェクターや着替えなんかが入ったスーツケース1コ(これもなんだかんだで7~8kgになります)が必須で,いくら乗り換えを少なくしても夏場はやっぱり移動だけで汗だくになります。先週末の名古屋でのライブの際はこれにPC+譜面入りの鞄(4kgくらいか)を抱えており,蒸し暑い戻り日に宿からタクシー・新幹線・在来線と乗り継ぎバスを降りる頃にはやはり全身汗でできている人に成り果ててしまいました。あぁせっかくチェックアウトする直前にシャワーを浴びたのにこのざまですよ, 家に着いて猫にエサあげたらもう1回風呂入って大の字になって寝よ…と目前に迫ったオアシスを想像しながらマンションの前に到着。 オートロックされているエントランスの前に立ち,ポケットから鍵を出し,鍵を,カg

 

鍵,無いんだけど

 たまにやらかしてしまうのですが,いつもはポケットにしまってある鍵束をライブ後の撤収時など慌てている時に鞄に放り込んでしまう時があるんです。ポケットならすぐ見つかる鍵も鞄の中だとごちゃごちゃした道具類にまぎれてなかなか見つける事ができません。全く何やってんだろね俺,この炎天下我が家を前にして鞄の総浚いしなきゃなんないとは。えーと鍵鍵かぎかぎカギカg

 

あの,ホントに無いんだけど

 おっかしいなぁ帰り道のどこかで置き忘れてきたのかしら。バス? 在来線? えっまさか新幹線? えっまさか宿?

  こりゃ帰路の根っこから確認せにゃならんわと覚悟し,まず1泊したお宿に確認する事に。肝心のホテル名がうろ覚えだったのですが,不幸中の幸いで部屋番号を記したカードを捨てずに持っていたため宿の電話番号をあっさり確認する事ができました。応対してくれた女性に部屋番号を伝え鍵の忘れ物が無かったか尋ねると,「少々お待ちください」の後3秒くらい保留音が鳴り,すぐに別の男性が電話口に。

 男 性「お預かりしております」
 やぢま「ホントですか,助かりました」
 男 性「着払いでよろしければご自宅にお送りしますが」
 やぢま「よろしくお願いします,いやー見つかって良かったです」

 先方に何度もお礼を言って電話を切りました。どこで無くしたか見当がつかなかったため一発目の電話でhitした事は確かに良かったのですが,状況を総合的に見るともちろんちっとも良くありません。家入れねえし。

 

…<その2>へ続く。