奈良弁丸出しだった,姉の担任の豊田先生はどうしておられるかしら

 先日,2年ぶりに広島の実家へ行って納戸の片付けなどを手伝ってきた。私や姉の子供の頃の楽譜やら絵やら作文などがでかいダンボールで何十年もの間何箱も保管してあったのだが,「一応中身を見て要らないものは処分してくれ」との事だったので,少なくとも自分のものは思い切って一切合切全部処分してきた。そりゃ懐かしもうと思えばいくらでも懐かしめるものかもしれないが,はっきり言ってそれ以外には何の役にも立たないものばかりだ。冷淡だと思われるかもしれないが,「これもあれも捨てたくない」などと言い出したら元々「モノを捨てられない」性質の両親(特に母)の家はあっという間にワイドショーなんかによく出てくるゴミ屋敷になりかねないので,少なくとも「片付けたい」という意志が本人にあるうちにできるだけ物量を減らしておくに越したことはない…と思ったのだ。

 姉の分は流石に勝手に仕分けするわけにもいかないのでどこまで捨てていいのかメールでお伺いを立てたのだが,「賞状の類い以外は全部処分して結構」というクールな返事だったので一応その方向で片付け始めた。…が,いざ断捨離となると自分のものは平気で捨てられるが他人のもの(殊に思い出関連)は「構わない」と言われていてもなかなか捨てるのに勇気が要るものだ。私たちが通っていた奈良の小学校では1〜2年生の時に毎日児童に日記をつけさせて先生に提出させていたようなのだが,姉の楷書は小1の頃に書いたものとはとても信じられないほど綺麗で文章もしっかりしており,これだけはさすがの私も捨てるのに忍びなく,文集と共に横浜に持って帰ってきた(ちなみに私の小1の時の日記もあったが,姉のそれに比べると吐き気がするぐらい字が汚かったので全部捨ててきた 笑)。私の幼い頃の記憶は幼稚園に通いだす4歳頃からしか残っておらず,3歳以前のことは本当にまるっきり覚えていないのだが,姉の日記によればとにかく毎日泣いていたことだけは確からしかった(笑)。

 今ようやっと猖獗が下火になり,こうして実家との行き来もできたりライブにお客さんも少しずつ戻ってきてくださって本当にありがたい限りだ。ここで「もう何をやっても大丈夫」と手放しで喜ぶつもりはもちろんないが,「この状況下ならどうにかできそう」ということは少しずつ慎重にやっておきたいと思っている。巷間では第6波の到来が囁かれているが,いろいろ大事なライブが入っている2月くらいまではどうにかこのままの感じで続いてくれたら…などと考えている。

 

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 さて,今月6日からスタートした熊谷望 (bs.) さんとのコラボ企画「箭島・熊谷の『ベース万歳!』」ですが,早くも第2回が11/16(火)20:00から配信されます。

 前回はベースという楽器そのものに焦点を当てましたが,今回は二人がベースを始めてからベーシストになるまで/なった後に至るまでどのようなベーシスト達に影響を受けてきたか,どんなアルバムを聴いてそうなったかなどについて語り合いたいと思っています。もちろんベースデュオによるミニライブも挟む予定です。配信は熊谷さんのYouTubeチャンネルで行われます! どうぞお楽しみに。

 一方今月のAmaKha Broadcasting!は月末に近い11/28(日)19:00を予定しております。一応投げ銭ライブとしてはこれが最後で,来月からAmaKhaの配信は再びサブスク制となる予定ですのでどなた様もどうぞお見逃しなく。配信URLも下記の通り決まっておりますのでリマインダーでも設定しておいていただければと思います。

 いずれの配信も1週間アーカイブ視聴可能ですので,お時間のある折にゆっくり見ていただければと思います。リアルタイムでご視聴可能な方は,ぜひチャットを盛り上げてやってください!

 そして今月20日(土)〜23日(火)は激レア・スパニッシュ・コネクション(平松加奈vln.さん/吉見征樹tablaさん/私bs.)のツアーで名古屋・美濃・近江八幡・四日市と4公演回ってきます。もう「ギタリスト休場中の暫定的編成」ではなく,マニアックな編成の新たなバンドの一員として,腹を括って演奏してこようと思っております。東海地方近隣の皆様,コロナが下火のこの機会にぜひ足をお運びくださいますようお願い申し上げる次第です(詳細はScheduleのページをご覧ください!)。