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新ユニット『AmaKha(アマーカ)』!

 10日も更新が空いてしまい若干ここに出てくるのが気まずい雰囲気のやぢま君ですコンニチハ。どういった種類の気まずさかというと「1時間目の教室に遅刻して入ってくる」的な感じ? でも高校生くらいになるともう「途中で入るくらいなら2限から出よ」的な開き直りを見せ本屋などで立ち読みをしていたが故に成績はいつも赤点ギリギリでした。どうでもいいですかそんな話。

 さて,何度かここで「来年から新ユニット始動」と言うキーワードを小出しにしていましたが,先日「Live Info.」のページにその新ユニットの初ライブ(来年3/20です)の情報を載せましたので是非チェックしてみてください。ユニット名は「AmaKha(アマーカ)」,スーパーヴォーカリスト三科かをり女史と 私によるゴスペル・オリエンテッド・プロジェクトです。生粋のゴスペル・ミュージックというよりもゴスペルにインスパイアされたファンク/ソウルチューンを中心に,強力ミュージシャン達を集めオリジナルアレンジたっぷりに(最初はたっぷり準備できるかどうか判んないけど 笑)お届けします!
 個人的に,来年いっぱいはこの「AmaKha」を軌道に乗せるべく作編曲や庶務(笑)に力を傾注する事になると思います。もちろん堤さん華ちゃんをフィーチャーする「ブートファンク」もさらにコンスタンスにやって行きたいと思っておりますのでお見逃し無く! (「」は,もう私が何もしなくても思わぬところから勝手にライブの話が決まったりしますので 笑)

 来年1月9日,その「AmaKha」のプレ・ライブとも言えるセッション「三科かをり・箭島裕治Two-Headed Funk!」を東中野YESで行います。対バンは私がいつもお世話になっているベース工房「インナーウッド」 代表の木内広隆さん率いるバンドです。歌ものvsインストですが,おそらくどちらのバンドを見に来た人も両方のバンドを楽しめるはずと期待しています。そ して私個人としては,何を置いても三科女史の圧倒的なパフォーマンスをたくさんの方々に味わいに来て頂きたいと思っています。ちなみに,私と女史の8月の野外セッション(あまりの暑さに体が気化するかと思った)がYoutubeにアップされていましたのでご紹介します。どうか皆さん,この歌声を間近で浴びに1/9のライブにお越し下さい! ピアニスト/ドラマーも最強の布陣です!

 先日からトップページに掲載しているのがその1/9のフライヤーなのですが,実はついさっきまで2行目の「2011」が「2010」になっていたのは超ナイショですアハハハハハハハハハ(泣)


備忘録<その81>

 ●仕事上でお世話になった方が先日亡くなった。この方はミュージシャンではないのだが若い頃クラリネットを吹いておられたそうで,がん治療のさなか何十年ぶりかにクラリネットを吹いてみると見る見るうちに体調が恢復していったというエピソードを披露してくださった事がある。果たして,エレキベースはどうなんだろう。肉体的な影響というと「重いし肩は凝るし」というヤな印象しかないが,長期的に見ればやはりプレイし続ける事で身体に何らかの好影響を及ぼしているのだろうか。(ボケにくくなるとか)
 ●このクソ暑い中全く似つかわしくないのだが,先週の半ば頃に軽めの風邪をひいてしまった。幸いすぐに快方に向かって事無きを得たのだけれど,この盛夏に「鼻セレブ」を大量に持ち歩き一日中クシャミをしっぱなしの自分はきっと「街で一番場違いの人間」だったに違いない。
 ●予習しておかなければならない資料が大量に溜まっているのだけれど,そういう時に限って「相棒」の再放送をやっているので困る。しかも1日2本。見てしまうではないか。
 ●猫が人間にじゃれる時に甘噛みするのは猫好きにとってはたまらない仕草かもしれないが,ネコって飼い猫でも血が出るほど噛まれると危険なのだそうだ。嫌気性の細菌が口の中にいるらしく,傷が深い場合はすぐに抗生物質を注射しなければならない,という獣医さんの話。でもうちのウメは甘噛みすら滅多にしてくれないのでちと寂しい。噛んでくれ~<猫バカ


外人まで洗脳する関西文化

 オバタラ・セグンドの ツアーで数日間横浜を留守にしておりました。と言っても1日目は東京だったので普通に自宅に戻り,2日目(13日)からの名古屋・京都・京都で3泊し,翌 日別のライブが六本木であったので京都から直行し,17日の未明にようやく帰宅。今回はクルマ移動だったのですがドラムの平川氏と運転を交替しながらだったのでずいぶん楽ちんな行程でした。
  唯一キツかったのは16日に京都から六本木(17時入り)へ向かう際,渋滞が心配だったので平川氏と相談し朝7時にお宿を出発した事。前夜さすがに潰れるまでは飲みませんでしたがそれでも午前2時くらいまでは打ち上がっていたため,殆どお酒を飲まずに打ち上げを早退した平川氏に翌朝の運転を殆どお任せしま した。蓋を開けてみると渋滞はほとんど無かったため15時には六本木に着いてしまいましたが,おかげで搬入の前にネットカフェでたっぷり仮眠できましたし,同日朝10時に京都を出た中路氏は東京に着いたのが何と23時頃だったらしいので早起きしたのは強ち間違いではなかった,どころかむしろ大正解だったようです。ともかく早起きに付き合ってくれた平川氏に感謝。

 ツアーは4日ともたくさんのお客さんに来て頂き大変盛り上がりました。前にも書きましたがこのバンドのライブではいつも「継続すること」の大切さをひしひしと感じさせられます。まれに見る不況のせいでジャズのライブはどこも客席が寂しいという話を皆口々にしますが,一方ネットなどの普及のおかげでエンドユーザーはどんなコアな趣味でも欲しい情報にたどり着けるわけで,良いものを発信し続けてさえいれば見る目のあるお客さんは少しずつでも必ず増え続 けていってくれるのだ,と。実際この恒例夏ツアーだけを見てもお客さんは年ごとに普通に増えていってくれてるわけで,これは突き詰めてみると偏に中路さんの情熱の賜物なのだと改めて感じ入りました。自分も11月にはバンマスとして「」のツアーに出かける訳ですが,「不況だから」のような事はいったん脇に置いておいて,来てくださる方にともかく良いもの/楽しいものを見てもらう事だけを考えようと心に決めた,そんなオバタラ・ツアーでした。

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 さて京都と言えば九条ネギ。今回のツアーでもお世話になった京都RAGの近所にラーメン屋さんがあるのですが,そこの一押しメニューは背脂を浮かせた醤油ラーメンに細切りにした九条ネギを山のように盛った「九条ネギラーメン」 なんです。京都での2日目にそのラーメンが食べたくなって一人で暖簾をくぐったのですが,応対してくれたかわいい女性店員さんから「すみません本日九条ネギラーメン終わっちゃったんです」と残念な宣告が。仕方がないので普通の醤油ラーメンを注文し啜っていると,程なくイラン人っぽい外国人男性が入店して私のとなりのカウンターに腰掛けました。さっきの女性店員がすぐにオーダーを取りに来たのですが,驚いた事にこの外人がめちゃめちゃ流暢な日本語を使うのです。

 イラン人「えーと,どれにしようかなー」

 ↑本当にイラン国籍の人かどうかは判りませんがとりあえず「イラン人」。しかし「えーと」などの間投詞まで自然に聞こえるほどの完璧な日本語です。思わず隣で聞き耳を立ててしまいました。

 イラン人「じゃあね,この『九条ネギラーメン』」
 女性店員「あっ,九条ネギラーメン今日終わっちゃったんです」
 イラン人「えーっそうなの?」
 女性店員「そうなんです,すみません」
 イラン人「じゃあ八条ネギラーメン!
 女性店員「…そういうのもないんです」

 …関西だからっていちいちボケんなイラン人! ラーメンの汁吹いちまっただろ!


8月は忙しくて更新頻度上げられねっス

 コーヒーを飲むのが好きなのだけれど,1年ほど前からコーヒーを摂取したあと胸焼けが起こる確率が急に高くなってきたので以後は飲む量を若干控えるようにしてきた。ところが最近,コーヒーだけでなく野菜ジュース・オレンジジュース・ウーロン茶・玄米茶・なぜかハンバーグなどでも高確率で胸焼けを起こすようになってしまい,しかもどれも好きな飲食物ばかりなので困り果てている次第。年を取るってこういう事なのね,などと寂しく考えながら水と牛乳ばっかり飲んでいる毎日。

 ちなみにやぢまが胸焼け時に飲んでいる薬は新新薬品のA2胃腸薬(顆粒)。漢方薬っぽい味がするところが萌えポイント。

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 2年前に初めての教則本を書き上げた時には「あーもうこんな重労働は最初で最後だー」と固く心に誓ったはずなのだけれど,今は「こういう本なら書いてみたい!」という教則本のテーマが一つだけある。それは「初心者から使える,五線とコードネームが読めるようになるためのベース教本」。要は「初めて触れる楽器がベース」という真っ白の人が割と本気でプロを目指す,という難関シチュエーションでもきちんと役に立ってくれる本なら書いてもいいナと思っているのだ。巷のベース教本はほぼ例外無く五線にTAB譜が併記されているけれども,あれがあると「楽器自体が初心者」という人はどうしても五線を読もうとしないし,調や和声といった音楽そのものの根幹を理解する上でも単なる遠回り(というかほぼ邪魔者)にしかならない。にもかかわらず音楽出版各社としては雑誌/教則本共に「TAB譜なし」 は有り得ないのだそうで,理由は「TAB譜がないと売れないから」なのだそうだ。
 私が温めているテーマはそのTAB譜が原則として「一切出て来ない」教則本なのだから,おそらくどこの出版社もこの話には乗って来ないだろうな~と容易に想像できる。一方こちとらは「趣味でいい」という生徒が殆どの音楽教室で10年近くベースを教えてきた経験上,「TAB譜があると誰にでもスタートが 取っ付きやすい代わりに,内容が高度になるとTAB譜しか読めないせいで落伍する人が大勢出てくる」という事実をいやというほど知らされている。だいたいよく考えたらそんな趣味中心の音教でもサックスやチェロを習う人は初心者の時点から奏法と同時に五線の読み方を習うのであり,1年も経てば演奏スキルの差は多少生まれてもドレミくらいは誰でも読めるようになっているのだ。こんな当然な事がベースでだけ広まらないのは偏にTAB譜の安易さに教える方も教わる方も頼り切っているせいであり,教える立場の自分自身も「頼り切っている一人」として「このままではいけない,自分でも新しい方法論を何か生み出して提示しなくてはならない」と一応考えているのだ。
 
 …方法論とか偉そうな事を書いてしまったが私が想定している内容は基本フォーム解説,ヘ音記号の読譜と対応する左手のポジショ ン,簡単なスケールやアルペジオの練習,リズムの読譜と普遍的なベースラインの演習,調と調号・臨時記号の解説,コードネームの概説とリズム譜を読む演習…など,コードネーム関連以外はどんな楽器でも最初に習うのが当たり前な事ばかりだ。もちろんこれをすべてTAB譜抜きでやるのである。特定の運指を示す際にもイラストや写真を使う。その方が絶対判りやすいし。

 どこからも頼まれなくてもいずれコツコツ書き始めてみるかな。ひょっとして持ち込みでもしたら賛同してくれる出版社も一社くらいあるかもしれないし。もちろん「これにTAB譜を付けて頂いて…」という話にはビタイチ耳を貸すつもりはありません。どこも採ってくれなかったら自費出版すればいいし。

 あーこれで老後の楽しみが増えた(笑)