備忘録<その56>

 ●…やばい。忙しすぎて6月を乗り切れる自信がない。通常通りの12回のレッスンに加えライブ7件,デモ演2件,リハ3件,生徒の発表会に送別会,その上執筆作業まで。まる1日空いている日がたったの2日。

 ●正直なところ体重は別に減らなくてもいいんだけどオナカの形状が「たれパンダ」の顔に似てきたのはさすがにヤバいと思い現在も腹筋継続中。あと肩凝りに効く体操とかも。

 ●体重と言えば先日友人のギタリスト氏が「やぢま君『もずく酢』って痩せるよ,オレ10kg減らしたもん」などと聞き捨てならない事を言い出したので私も毎日食べております。「少しゴハンの量を減らすのがコツ」なんだとか。減らしてないけど。

 ●いくら肉親で良きアドバイザーだからってさ,あんなにカメラの前にあちこち顔出して当の選手に向かって四の五の言うのって一体どうなのよ。あの父ちゃんがもう少し奥ゆかしい人だったら選手自身のイメージも今以上に良くなってたように思うんだけど。俺ゴルフの事なんて良く判らんけどさ。

 ●「Live Info.」に3件追加。


 

CDが発表されたらご紹介します

 港区にある東京タワーの横にタワーサイドスタジオというレコーディングスタジオがあるのですが,先日お仕事でそこに出かけた時に入り時間より少し早く着いてしまったので機材を搬入したあとゴハンを食べに出たのですよ。ところがスタジオのあるビルの周辺はあまり食べ物屋さんが無いので,おそらく何か食べられるであろう東京タワーの中に入ったんです。道を渡った真ん前だしね。
 時間が朝10:00と早かったので中に入れるのかどうか危惧されましたが2階のレストランフロアはもう開店していて,修学旅行の団体がお土産屋などを物色していて結構な騒ぎ。ところが何も考えずに最初に見つけたそば屋に入ると扉は開けっ放しだし客は居ないしテーブルの上に古新聞とか置いてあるしで「いらっしゃいませ」オーラゼロ。おいおいフロアが開いてるのに店は準備中かよ…などと店内に足を踏み入れると厨房の中でドングリ眼のヲッサンが何やら立ち動いている模様。「すみません」と声をかけるとヲッサンの動きが止まりやぢまの顔を見据えてそのまま硬直しやがりました。顔には「なんで 客なんか 来るの」と書いてあります。「まだ開いていないんですか」と尋ねるとヲッサンの顔がゆっくりと厨房の奥の方を向いて再び硬直しました。何だ気色悪ィ,ロボットか貴様は…と言おうとした瞬間に奥から店主らしき初老の男性が出てきて「何? …あぁお客さん? もう開いてますよ,その辺にどうぞ」などと言って乱雑に新聞をどけてくれたりしました。住宅街とかによくある風前の灯のごとき店ならいざ知らず,おそらく外国人などもよく訪れるであろう東京屈指の観光スポットにある日本そば屋がやる気ゼロ度全開。ひょっとしたら日本が世界に誇る食文化「日本蕎麦」の国際的な評価をこの東京タワーにある1軒の店が凋落させているかも知れません。店の隅に腰掛けたとたんこちらのテンションも下がってしまい「ざる蕎麦とちらし寿司のセット」などと注文する自分の声が遠くにいる他人の声のような気がします。あぁこれからレコーディングというシビアな仕事に赴くというのに店のやる気の無さがオレに移ってしまった…などと寝不足の頭で考えているとさっきのドングリ眼が蕎麦とちらし寿司の乗った盆を持ってこちらにやってきました。ヲッサンはテーブルに俺の朝食を乗せ,「なんで 客に 蕎麦なんか 出すの」という顔のまま一言も述べずに厨房に戻って行きました。

 その日のレコーディングはとても集中してできました。

 ●「Live Info.」に3件追加。


 

勘弁

 なんか最近掲示板に業者の宣伝書き込みが多いなぁ。いちいち削除する方の身にもなってくれよ。…というわけでひっそりとアクセス制限などを設けておりますが対象IPが30件までしか登録できないのでそれ以上増えたら掲示板ごとサヨウナラする予定。次回の更新は東京タワーのお話です。たぶん。


 

ベースの話なんかしてる時は本当にネタが無い時。

 先日とあるレコーディングの仕事を頼まれたのですが,依頼主のアレンジャー氏から「やぢま君て箱鳴りするようなベース持ってる?」と留守電が。多分エレアコベースの事だと思い,「持ってないのでエフェクターとかで対応します」とこちらも留守電に入れておいたのですが,「そういえばあんまり弾いた事ないなエレアコベースって,一度どこかで見かけたら弾いてみるか」と思っていた矢先に自分がレッスンをしている楽器屋でGodin(ゴダン)社製A4の中古品を発見,ほんの軽い気持ちでアンプに繋いで弾いてみたらまんまウッドベースの音が出てきたので仰天。多分どんなエレアコでもこんな音がするというわけではないのだろうけど,この楽器はフレットレス,フラット弦,ピエゾP.U.に加えてボディ構造も特殊とかで音色はもうホントにウッドベースそのもの。この楽器でCDなんぞ出した日にゃ「あれ,やぢまゆうぢってウッドベース弾けるんだ」などと誤解を受ける事間違いなし→うおお誤解されてえぇぇぇぇ,ということで99800という値段にも惹かれ一瞬本気で買ってしまおうかと思ってしまったんですが,普段6弦しか弾かないやぢま君にとってはHi-C弦はともかくLow-B弦が無いのは非常に不安でありさんざん弾き倒して遊んだ挙げ句「せめて5弦モデルがあればなぁ」などとほざいて楽器を元の場所に戻しておいたのでした。

「せめて5弦モデルがあればなぁ」

あるのかよ。さぁどうするオレ。


 

性懲りもなく今日も飲みに行くオレ。(本文とは無関係)

 「ヤロウはメール送ってくんな!」と書いた瞬間にヤロウからメールが来るという事実。世の中とはそうしたもの。

 †

 誰からのメールだったのかというとかつてのヤマハの生徒であり大学の後輩でもあった志賀君からの便り。いわく「最近Blog始めたんですがブックマークに先生のサイト入れてもいいですか」と。スポーツマンでどちらかというと無口だった彼の印象と「Blog始めました」というセリフが急には結びつかず,ともかく見に行ってみると実に能弁なBlogでありしかもなかなか読ませる内容なので驚いてしまい,すぐに「Medetationで紹介しても構わなければOK」という主旨の返信をした次第。しかし後輩がこれだけ生き生きとした文章を書いているというのに先輩たるオレの方は「女子メール最高!」とか言ってんだから世話ねえよな。第一オレはその大学を卒業すらしていない訳で先輩後輩とか言う事すらはばかられる気分。…ってか,そもそもオレの職業に学歴や文才なんて必要ねえぢゃん。いやそれ以前にオレの本業は一体何なのだろう。たぶん下の3つのうちのどれかだと思うんだけれど。

 (1) 「Meditation」を更新する人
 (2) 「暴れん坊将軍」の再放送を毎日録画する係
 (3) 主婦

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