10月のワタクシ

 ●10月のAmaKhaライブは14日水曜日,桜木町Dolphyでのライブです。去年はスケジュールが合わなかったですが,今年はAmaKhaでDolphyさんに2回ブックしてもらえてとてもよかったです。Dolphyは何と言っても,「宴」初期の頃からお世話になっている大好きなお店ですから。どうか今後ともこの未熟なベーシストを温かく見守ってやっていただきたいです。そうそう,この日はAmaKha初参戦となる衣笠智英君の素晴らしいテクニックとグルーヴにも酔いしれて頂きたいです。

 ●そしてそして。毎年恒例,愛知県長久手市でのみ観られるスペシャルセクステットのコンサートが今年もあります。ここでしか見られないメンバーでのコンサートですので,是非首都圏・関西圏の方々にも見に来ていただきたくご案内する次第です。詳細は上のフライヤーをクリックしてください。

 ●更にですね。フライヤーこそ(今の所)無いのですが,なんと私生まれて初めてヴォーカリストとデュオライブやります。…いや厳密には1度だけ,AmaKhaのシークレット(?)ライブで三科女史と2曲くらい完全デュオをやったことがありますが,1回のライブ通してデュオで押し切るのは今回が初めてです。初めての試みなんでドキドキですが,お相手があの鬼才EMiCO VOiCE女史なんでどこか安心している自分もいるという。なんせ女史はこういう編成大得意みたいですからね。実際リハやってみたら自分でも驚くほどサウンドが成立するのでホント舌を巻きました。女史はコード感のあるアドリブ,バンバン歌っちゃいますからね。楽しみです。こちらは期日が10/28(水),会場は四谷Voiceです!


アレの友リクにメッセージを添えるのと似てますね

 約1ヶ月ぶりの更新となります。前回は7月中続いていた締切仕事がようやく終わったー! …というタイミングでの更新でした。その7月の仕事はホント大変で,私その期間ほとんどテレビもネットのニュースも見ずに仕事してたんで冥王星に探査機が最接近してたことすら知りませんでした。冥王星が準惑星にカテゴライズされたのってこの探査機が打ち上げられた後だったそうで,なんか気の毒な話ではありますがそれでも私たちが子供の頃は当然「9番目の惑星」と教えられてきたわけですし,子供の頃買ってもらった福音館書店の大型本「宇宙」にも「小さくて最も遠く,衛星が一つあって公転面がやたら傾いてる惑星」(←意訳)としか書かれてなかったですから,それから40年近く経った今,かの謎めいた星のこんなにはっきりとした映像が見られるなんて本当にため息が出てしまいますね。科学の探求って凄い。

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 当然のことながらミュージシャン同士にも「反りの合う・合わない」組み合わせがあるわけで,それは「人柄は好きなんだけど演奏の相性が悪い」というケースだったり,「もうとにかく人間がイヤ」という生理的レベルの話だったり色々だと思うのですが,それを本人たちや周辺の仲間から聞くことによって私達も割と近い間柄のミュージシャン仲間については「あの人は誰それとはあまり組み合わせてはならない」という不文律をなんとなく知っているわけです。ですから「オレ◯◯さんとは反りが合わないんだよねー」っていう話は例えばお客さんとかにするような話ではないですが,仲間内にそれとなく流布しておくことは結構重要だと思うのです。そうしないと,それを知らないミュージシャンや関係者が「混ぜるな危険」を混ぜて仕事をブックしてしまう可能性があるわけですから。私などはあまりディープなジャズゾーンに足を踏み入れてこなかったおかげで今までそんなに嫌な思いをした経験はありませんが,それでもそういう相手が皆無というわけではありませんし,もっと言うと「あの店にはもう出ません」というライブハウスならそこそこ思い当たるわけです(笑)。と言っても私の仲間が皆それを知っているわけではないでしょうし,逆に私も周辺ミュージシャンのすべての人間関係を把握しているわけではありませんので,そういった地雷を踏まないために重要な事は「相手にスケジュールを照会する際,誰とどこでどんなライブをやるのかを最初に必ず伝える」ということに尽きると思います。私も以前,超親しい仲間には「◯月◯日空いてる?」と日程だけ最初に訊いてたこともあるのですが,これはやっぱり反則ですし失礼な話なんですよね。当たり前ですがライブはソロでない限り共同作業ですし,音楽なんて心の内をさらけ出すパフォーマンスですから,気兼ねなく良いプレイをしていただくにはウマが合わない組み合わせを同じステージに上げるのは避けるべきだと思うんです。それを防ぐには,相手に最初からどのような仕事内容なのかを知ってもらい,引き受けるか断るかの選択肢を相手に委ねる必要があるわけです。
 私も重々気をつけますので,私や他のミュージシャンにオファーを下さる皆さんも日付だけ照会するのでなく,「どこで」「誰と」「どんな内容を」「どのような報酬で」演奏するのか,最初から提示して頂きたいのです。「ミュージシャンとお店」の関係性はともかく,「ミュージシャン同士」の相性なら,その性格や音楽性からかなりな部分推し量れそうなもんですが,でもこればっかりはものすごく意外な相性の良し悪しもあるかも知れませんからね。油断は禁物です(笑)。

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 さて,前回の更新の時「6月のeBASS塾ワークショップのハイライト動画をいずれアップしますよ」という話をしましたが,約束通りアップしましたので是非ご覧ください。もっとも皆さん,各SNSなどで既にご存知かもしれませんが。

 前編。デモ演奏「Amazing Grace」,ミュージシャンの紹介, ダイナミクスとアンプの置き方の関係,実戦でのサウンド作り,セッション参加コーナー(1),デモ演奏「Child」の各抜粋。

 中編。「箭島裕治eBASS塾」及び「西直樹e音楽塾」のPR,デモ演奏「Speak Low」,セッション参加コーナー(2)の各抜粋。PRがただのフリートーク過ぎてあまりPRになってないです(笑)

 後編。岩瀬立飛さんと西直樹さんから見た「ベーシスト像」,私のベースを作ってくださっている「インナーウッド」木内広隆さんの考える「良いベース」像,デモ演奏「The Glacial Queen」の各抜粋。

 ハイライトとはいえ延べ45分くらいの分量になってしまいましたが,実際に来てくださった方々はこれの3倍以上の情報量を得て帰られたと思いますので良しとしましょう。正直,このワークショップの中で出てきた特に重要なキーワードについて,公開するのか出し惜しみするのかかなり迷いましたが,結局今回はそれらの重要キーワードについてある程度皆さんにお見せする事にしました。私や私の信頼するミュージシャン,楽器製作者がどのような価値観の元で音楽に携わっているのか,広く知って欲しいとも思ったからです。

 この動画を見て「あっ面白そう,来年は行ってみようかな」と思って下さる方々が増えればいいなと心から思っています。主催者の立場としましては,次回はとにかく時間配分に正確を期する事を心がけたいですね(笑)。改めまして,このワークショップに来てくださった方々と,開催に尽力してくださった関係各位の皆様にお礼を言いたいです。ありがとうございました。

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 9月のワタクシは,前半は6日までオバタラ・セグンドのツアーに出ております(今もそのツアーのさなかにこれを書いています)。eBASS塾の教材もその合間を縫って作っておりますが,譜面はともかく音源だけは家の機材がないと満足に作れないので撮影再開までもう少し時間がかかりそうです。すみません。

 その他の活動としましては変態天才ピアニスト北川とわさんのレコーディング後半戦(ドラムは岩瀬立飛さんです),ギタリストYukieさん・ヴォーカリスト宮咲まどさんのレコ発ライブ,増尾好秋さん秋冬のライブ,その他情報リリースがまだですがあのサックス奏者のレコーディングなども予定されております! そうそう,AmaKhaは29日に千葉の「ラウンジ・青山」というお店でVo-Bs-Pnの3人編成(ドラムレス)のライブにチャレンジします。この日のライブは完全予約制ですので,飛び込みで行ってもお席がないかも知れません。来られる方は必ず事前のご予約をお願いいたします。詳しくはプチリニューアルされたAmaKha公式サイトまで!


今まで何をしていたか/今後何をするのか

 いやー皆さんお久しぶりです。もう数カ月程度のブランクなんてここを見ている方々にとっては日常茶飯事でしょうが,今回ばかりはですね決して怠けていたわけではなく(←今までは怠けていたのか)ちょっとキツめの締切仕事に追われておりました。先月いっぱいで何とかそちらも切り抜けられたのでまたぼちぼち書いていこうと思います。それとeBASS塾Facebookページの「eBASS日記」も更新再開しますのでそちらも是非。
 今日は,ここを留守にしていた間何をしていたかのご報告をしたいです。あと,近々の宣伝なども。

 ●前回の更新は「第1回箭島裕治ベース・ワークショップ」開催直前の更新でしたね。あれからもう2ヶ月も経ちますが,受講者の皆さんを含めたくさんの方々のご協力のおかげで無事に終えることができました。「2時間半の予定が3時間半もかかったのが『無事』かよ」と突っ込まれるとビタイチ反論できませんが,もうそこは私の時間配分の読みが全面的に甘かったです。皆さんお帰りが遅くなってしまい本当にすみませんでした。しかし内容の充実度に就いてはきっとご満足いただけたのではないかと思います。特に西さん・立飛さんの「よいベーシスト像とは」というお話,ホントに貴重でしたよね。当日の動画はハイライトに編集して近いうちにアップロードしようと思っています。もちろんホンの一部だけね! でないとお金払ってきてくださった皆さんに申し訳ないですし。改めましてたくさんの方々に来ていただいて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。

 ●そしてその翌日はAmaKhaの相方・三科かをり率いる「KWRゴスペルクワイア」の15周年コンサート。私はアレンジや譜面書きのみを担当する「ベースを弾かないバンマス」担当。3年前の前回も同じ分掌で臨んだのだけれど,今回は震災被災地応援ソング「花は咲く」を私がゴスペルアレンジしたものや,AmaKhaオリジナル曲「いつも近くに」なども入っており,単なる事務方以上の関わりを持たせてもらえて光栄でした。バンドメンバーは前回と同じく高橋ゲタ夫 (bs.) さん,中島徹 (pn.) さん,田中拓也 (gt.) 君,加納樹麻 (drs.) 君,宮本仁 (perc.) 君という面々。もちろん我々界隈のライブに来てくださる方々ならこのメンツで良い演奏にならない訳がないというのは一瞬で判ることと思いますが,…それにしてもゲタ夫さんはホントに素晴らしかった。まさにトップオブトップ!

 ●その翌々日あたりから1週間ほど,ギターレジェンド・増尾好秋さん率いるバンド「Power Spot」のツアーに出かけてきました。オバタラもそうですが,ツアーで毎日ずっと同じセットリストで演奏していると曲がどんどん練れてきてバンドならではの一体感がものすごく増すのだけれど,特にこのバンドはキーボードの黒瀬香菜ちゃんとドラムの北井誉人君がいずれも20代の若武者なので吸収の速さがハンパなく,殊に最終日前の広島でのライブなどはホントに鬼気迫る演奏ができたと思います。増尾さんは1年の半分しか日本におられないのですが,次回また秋に来られるので首都圏でのPower Spotライブが何本か決まっています。大ベテラン増尾好秋さんのテイスティなソロと若手二人の溌剌としたインタープレイを多くの方々に聴きに来ていただきたいと思います。

 ●そして6/21と7/19はそれぞれ桜木町Dolphyと千葉みなとClipperでAmaKhaライブでした! 両ライブとも満員のお客さんに来て頂き感激しました。6月の方は三科が扁桃炎,7月の方はこれまた三科がUSAツアー帰りで声ガラガラという状態であり,その割にはよく歌えており皆様からも賛辞の声を頂きましたが,それでもベストコンディションとは言えず大変失礼致しました。8月こそはきっと最高の状態で臨んでくれるでしょう。頼むぞ三科!

 ●6/24には珍しく劇伴の録音をやってきました。「ピタゴラスイッチ」で「ビー玉ビー助の大冒険」みたいのをやってたら,ベース私です。

 ●そして7月からは冒頭でお話しした締め切り仕事の追い込みがかかりました(笑)。いやーホント大変だった。

 ●7/21にはこちらも珍しく単発のセッションに参戦。道下和彦 (gt.) さん,黒瀬香菜 (org.) ちゃん,菅沼孝三 (drs.) さんという強力なメンバー。痺れました。私ホントまだまだッスわ。

 ●そして7/30からいよいよオバタラ・セグンドのツアー第1陣が開始。

 ●締め切り仕事の締め切り7/31に無事全曲納品。←イマココ

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 さてさて8月以降の話。

 ○まず自分のユニットAmaKha。メンバー間では「もうさー,ライブ毎月じゃなくて2月に1度くらいがいいよね」的な空気感になっていたのですが,気がつけば8・9・10月とコンスタンスにライブが入っています(笑)。いや勿論オファー頂けるのは大変有り難いのですが。で8月のライブは2回でして,8/14(金)は1年2ヶ月ぶりの出演となる関内パラダイスカフェ,そして1週間後の8/21(金)は何と5年ぶりの出演となるあつぎジャズナイトです! 5年前というと実はまだAmaKhaというユニットは結成されていなかったのですが,三科女史から「厚木のジャズフェスからオファーがあったので,私+箭島トリオで出演しませんか?」と誘われたので半分今のAmaKhaの様な選曲で出演したのです。当時のお客さんが撮影していたと思われる動画がYouTubeに上がっていたのでAmaKhaサイトのスケジュールページで見てみてください。
 あつぎジャズナイトの方は屋外なので無料で見られますが演奏時間は30分程度です(見に来られる方は水分の補給をお忘れなく)。涼しい屋内でお腹いっぱいになるまでAmaKhaサウンドを楽しみたいという方は8/14パラダイスカフェへ是非。この日はドラムが初参戦してくださる藤井摂さんなので超レアですよ! その他,9月以降の予定も追ってScheduleのページにアップしますね。

 ○そしてオバタラ・セグンドのツアーは第1陣からほぼ1ヶ月後の8/28から第2陣が始まります。今度は10日間というチョイ長の行程であり初めてお邪魔するお店も割と多いです。オバタラってもの凄いライブ沢山やってるイメージがあるかもしれませんが,地方に関しては結局どの地にもほぼ年一でしか行けないので,各地にお住まいの皆様どうかお聞き逃しのないよう重ねてお願い申し上げる次第です。もちろん首都圏では同じお店に年2〜3度出演する事もありますし,年間総ライブ数は私の所属しているバンドの中ではダントツに多いのですが。

 ○では箭島裕治所属バンドで年間ライブ数が最も少ないのはと言いますともちろんISSEI NORO INSPIRITSです。←詳細はこちらの公式サイトで見て頂きたいのですが,今年のライブは10/3大阪,10/4東京でFIXしました。これらは9月に発売となる5thスタジオアルバム「432H」のレコ発でもありますのでどうか皆さんチケットが完売する前に予約お願いしますね!

 ○その他色々なライブがブックされてますので8/10頃になったら一挙にスケジュール更新します。また,少しお休みしていたeBASS塾の撮影も再開しますのでどうぞお楽しみに!


内容暴露

  いよいよ迫って来ました6/5(金)箭島裕治ベース・ワークショップ。実のところ企画当初,テーマを絞り込む段階で扱いたいお題が色々あり過ぎて困ったものですが,あれこれ考えた末に今回は「サウンドメイキングとセッションの実践」という内容に絞り,実際にライブの現場でどのような音作りをすれば良いのか,またコード譜を見ながらセッションをする際にどのようなプレイをすれば良いのかという,多くのアマチュアプレイヤーの命題となっているであろうテーマを扱う事に決まりました。
 昨日最終打ち合わせを終え,タイムテーブルの細部まで正式決定しました。概ね,以前ここに投稿した私の草案のままですが,ピアノトリオによるライブ演奏 を4曲に増やし,純粋なコンサートとしての側面も強みを増しています。以下,ワークショップで行われる主なコーナーに就いてどのような内容になるのかお知らせしたいと思います。

 ▶ピアノトリオ演奏:前半と後半に2曲ずつ,西直樹 (pn.) さんと岩瀬立飛 (drs.) さんと私 (bs.) によるトリオでの演奏をお楽しみいただきます。セッション実践コーナーで扱うお題とリンクした曲もありますので,演奏自体が教則的な内容にもなっております(多分)。何と会場のモニターには演奏者が見ているのと同じ譜面が映し出されます。
 ▶サウンドメイキングについて:私が年間150以上のライブ演奏による実戦経験で培った,「自分にモニターしやすく会場にもよく届き,共演者にはうるさ過ぎない」アンプのセッティング,そしてサウンドの抜けが悪かったりこもったりする場合のイコライジングの仕方を受講者の皆さんだけにお教えします。
 ▶セッション・テーマ1及びテーマ2:それぞれ前半と後半で扱います。受講者の皆さんのうちの希望者の方に登壇して頂き,その場でメロ付きのコード譜 (リードシート)を見ながら西・岩瀬両氏とセッションして頂きます。楽器はお持ちいただいても構いませんし,私の所有するインナーウッド(4弦JB・4弦 PB・6弦フレッテッド・6弦フレットレス)の何れかを使っていただいても構いません。テーマ1はやや易しめ,テーマ2はやや難しめとなる予定です。お題となる譜面は会場のモニターにも映し出されます。
 ▶休憩時間中も是非インナーウッドの楽器に触れてみてください。普段のライブではこういうのは無理ですが,今回は木内さんがついていてくださるので大丈夫です。また,会場ではドリンクの販売が行なわれ,簡単なおつまみ等も提供されるそうです。
 ▶箭島裕治eBASS塾/西直樹音楽塾について:当初,配信会社のキバンインターナショナルさんにPRして頂こうと思っていたのですが,「西さんと箭島さんで自由に宣伝して下さい」と言われてしまったので,単なる10分間のフリートークになると思われます(笑)
 ▶ピアニスト・ドラマーに訊く「良いベーシスト像」:実はこの日のハイライトはここかも知れません(笑)。彼ら自身のセミナーではベーシストに対する注文とかは聞けないと思いますから。真のトップ・プレイヤーが語るベーシストへの想い,お聴き逃しなく!
 ▶ベース工房「インナーウッド」代表・木内広隆氏によるeBASS塾使用楽器・箭島裕治所有機の解説:これも貴重です。だって木内さんが普段やっておられるセミナーって,クラフト関係よりも今回のようなセッション講座の方が多いですから(笑)。ここでは私の楽器に就いての他,木内さんが楽器製作で 大切にしておられる事,そしてプレイヤーの皆さんに伝えたい事などについて語っていただきたいと思っています。
 ▶質疑応答/告知:私だけでなく,木内さん,西さん,立飛さんにもどんどん質問して下さい。どんな質問が飛び出すか,とても楽しみです。

 …ちょっと,凄くないですかコレ? 私も自分で書いてて凄いと思い始めました(笑)。こんな企画そうそう出来ないですよ。だってオレが準備大変だもん (笑)。出来れば年一くらいでこういう企画をやりたいですが,「次はいつやるよ!」というお約束も出来ないので,どうかこの機会を皆さん逃さないで下さい。そしてベースという楽器はベーシストの独善の為でなく音楽全体の為に,そして全ての音楽好きの人々の為にプレイされるのだということを広く知って頂ければ幸いです。

 受講のお申し込みはこちら→ http://bit.ly/1J1ywi4 。当日飛び込みでいらしても開演前なら恐らく大丈夫ですが,ドリンク等が足りなくなっても困るので出来れば事前にお申し込みを済ませてください。ベースをやっておられる方,やっていないけどベースが好きな方,やっていないけど音楽が好きな方,ご来場お待ちしております!


近況報告(GW編)

 2月に中級編第4章,3月に同・第5章を立て続けに開講した箭島裕治eBASS塾。順当に行けば4月に第6章を開講して無事中級編が全て揃う筈なのに,5月になっても「撮影が進んでいます」的な気配を全く醸し出していないのはなぜかと言いますと,4月は別のお仕事の準備のために撮影をお休みしてたからなんです。そんな1ヶ月も準備期間が必要な仕事とは一体何なのかといいますと,なんと明日5/7からISSEI NORO INSPIRITS 5thアルバムのレコーディングなのです。

 例えばポップスの録音とかの場合,当日譜面をもらってプリプロを1回聞かせてもらっただけで「それではヨーイドン」なんてことはザラにあります。前もって資料をもらえるとしても1週間前とか3日前とかであることが多いです。この場合は予習できる期間が資料をもらってから当日までの数日間ということになりますが,ポップスでは内容が難解であることはあまりないのでそれでも十分事足ります。当日渡しの場合は予習はできませんが,同じ理由からそれで困るということはあまりありません。

 また,オバタラ・セグンドのように難易度の高い音楽をやっているインストゥルメンタル・バンドの場合も,普段ライブで何度もやっている曲をレコーディングするわけですから,殊更その録音のための準備に時間がかかるということはありません。ピアノトリオ「宴」も然り。個人的にはそういう場合でも一定の準備はして臨みますが,他の仕事を減らしてまで1ヶ月もかけて準備するということはありません。

 ところがINSPIRITSの場合は,完全に初めて合わせる新曲をまず11曲レコーディングするんです。そのためのリハーサルもありません。で,CDの発売日が決まったらそれに合わせてレコ発ライブをブック…という流れなので,録音当日までに各自が曲を理解しておかなければスムーズに事が運ばないのです。全曲が高速ユニゾンキメキメ…ということはありませんが,バラードやミディアムの曲もコード進行は高度なものばかりであり,その為譜面だけは半年以上前から貰えることが多いですが,プリプロはありませんので自分で打ち込むなりピアノを弾くなりしてサウンドを確かめておかなければなりません。
 そんなわけで,以前Jazzlife誌のインタビューでもお話ししましたが,私はINSPIRITSの新曲の譜面をもらうとそれを全部打ち込んでプリプロを作り,サウンドを耳で覚えてからレコーディングに臨みます。難しいコードでも初見で弾く事は不可能ではないですが,最初の合奏でいきなりCDに入れられるような生き生きとした演奏をするには,目よりも耳でサウンドを理解する方が断然良いのです。

 今回に関してはなんと1年前から譜面を貰えていたのですが,常に何かしら他の宿題を抱える状態が続いており年が明けても全く着手できませんでした。それでも3月くらいにはいよいよ…と思ったところでインフルエンザに罹ってしまい,1週間ほどの貴重な時間を棒に振ってしまったのが実に痛かったです。4月に入ってようやく譜面を読み始め,プリプロを作りつつ練習を進め,つい数日前ようやく全曲を完全掌握したところです。まだお伝えできませんがアルバムタイトルはすでに決まっているそうで,私の中でもどの曲にどんな楽器を使うかほぼ決定しています。
 この録音が終わればeBASS塾の撮影もすぐに再開されると思います。実は6章も9割がた撮り終わっていますので,再開されれば遠からず開講をお知らせできる事でしょう。そこから先暫くはまたeBASS塾で忙殺されると思いますが(笑),おそらく私も人生の折り返し地点は過ぎていると思いますし,これから先の1日1日を大切に使って色々な音楽を色々な形にして残していきたいなと思っています。音楽に生きるという事は他の色々な事を犠牲にするという事でもありますが,毎日音楽を続けていかないと後々後悔しそうですし,続けていく方が自分の性分にも合っているなと思う昨今です。

 …そうそう,6/5(金)に行われる箭島裕治ベース・ワークショップもその一環ですからね(下や右にあるフライヤー参照)! コード譜によるセッションとか,サウンドメイキングとかいろいろ専門的っぽいこと書いてますが,半分くらいはライブ(しかも最高のメンバーによる)みたいなもんなのでベースや他の楽器をやってない人でも是非音楽を楽しみにいらしてください。会場は撮影スタジオですが客席とステージがある広々した空間でとても居心地が良いです。当日はお飲み物などの販売も行ってくれるそうです。ワークショップご参加のお申し込みはこちらのサイトからどうぞ!