1ヶ月ほど前からサイドバーの「やぢま通信」でプレ情報を出していましたが(誰も見てねーか,んなとこ 笑),11/27(水)に福山のライブハウス・Cable(ケーブル)さんで行われるAmaKhaスペシャルライブの概要が遂にリリースされました。国内のライブハウスでは唯一,Cableさんだけがそのシステムを擁する最先端の立体音響「ライブイマーシブ」をフィーチャーしたスペシャルライブとなります! さらに同日,主に音響関係者の皆様を対象とした「ライブイマーシブセミナー」も開催され,このセミナーの中でも私たちAmaKhaとサポートメンバーが個別に演奏し,最後に1曲実演して従来の2スピーカーPAとイマーシブの音響の差を体感していただくというコーナーがあるそうです。何それ超面白そう。ご予約はこちら!
詳細についてはより長い文章をAmaKha公式サイトに書きましたのでそちらをご覧いただければと思います。ご覧いただければ上記の文章がそっちからの一部をコピペしただけだというのがバレてしまいますが(笑),同時にこのイベントに対する私の感謝と熱い思いも汲み取っていただけると思いますのでぜひ一つご来訪の程を。
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前回の投稿でもお話しした「1日で50曲(正確には51曲)演奏する」というクローズなイベントが先日行われ,リハーサルがその前日だったため2日で102曲演奏するという過酷さとなり右手の人差し指がフカフカになるくらいベースを弾いてきました。私はそのイベントのバンマスを仰せつかっていたため,演奏する51曲の譜面を用意するというオプショナルな仕事も漏れなく付帯しており「51曲もあるのだからバンドメンバーの予習時間を確保するには本番1ヶ月くらい前に譜面揃ってないとダメっしょ」ってなわけで8月の頭くらいからコツコツと1曲ずつ採譜+浄書に取り掛かってきたのですが,「1日1〜2曲作ればどうにか」という甘い見立ては採譜する曲の難易度や他に入ってくる仕事によって見事に覆され,結局51曲目の譜面が完成したのは本番3日前(=リハの2日前)となってしまいました。それでも完成した譜面から順次クラウドに上げていったことが功を奏したのか,メンバーの皆さんもバッチリ予習をして本番に臨んでくれたわけですが,彼らの譜面を覗き込むとリピートやD.S.などの道順,使用する音色やパッチ名,注意事項などが51曲分びっしりと書き込まれておりバンマスとしてもう有難いやら申し訳ないやら,とにかく感謝感謝の2日間となりました。私も準備期間の最後らへんは打ち合わせの行き帰りの通勤電車の中,ライブのリハが終わってから本番までの1時間,本番の幕間の数十分間の休憩時間,果ては旅先の打ち上げ後宿に帰投してから就寝するまでの間など,僅かでも時間があればPCを広げて浄書に明け暮れていたため間違い無く今年一番,ひょっとしたらコロナ以降一番の睡眠不足に陥りましたが,それもリハ/本番での主催者さんや出演者さん,バンドメンバーさんの頑張りを感じただけで十分以上に報われたように思います。会場でそのまま行われた打ち上げでの食事も美味しく,イベントが終わったことを今では少し淋しく思っています。
とにかくこの2ヶ月間ほとんどこれにかかりっきりで,ラスト1ヶ月は殆ど家事も放置だったため普段ただでさえ散らかっている仕事部屋が「泥棒に入られたん?」くらい荒れてしまいました。今月も大きなコンサートのリハーサルが多く暇とまでは言えませんが,空いている時間を見つけて少しずつ部屋を片付けていかなければ…と思っています。
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↑が切羽詰まり過ぎていたためほとんど宣伝も実況もできていませんでしたが,ありがたいことに昨年に引き続き今年もクリス・シルバースタイン (bs.) さんのトラ(代打)で「ディズニー・オン・クラシック」の3公演に乗せていただきました。
今回は楽器とプリアンプ以外はクリスさんの機材
去年は初回のリハの直前にコロナに罹るという失態を犯し3回中2回のリハを欠席するという大迷惑をかけてしまったため,「今年はなんとしても健康なままリハを迎えなければ」という妙なプレッシャーの中で予習に臨みました。幸い今年はコロナその他に罹ることもなく,また「アコースティックベースを弾く」という恐怖のオプションもなかったため昨年よりはリラックスして臨めたように思います。とは言ってもこの種のお仕事に対する圧倒的な経験値の低さが埋まりきっているわけでもなく,幾つかのミスも犯してしまいましたが今回もスコット・レイサム (drs.) さんをはじめリズムセクションの皆さんに親切にしていただき,また指揮者のリチャード・カーシーさんにも温かい言葉をかけていただいてここでも感謝感謝の3日間でした。もし来年また呼んでいただけるとしたら私,タキシードの片付け方をめっちゃ巧くなってこのお仕事特有の超速の撤収についていけるようにしなければならないです(笑)。