新語提案

 「まずは週1更新が目標」とか言っときながら,気がついたらあっという間に2週間経ってたわ。おっかねー。15時入りのライブで15時に起きたのと同じくらいおっかねー。まぁ予定通りに更新できないのはいつもの事と言えばその通りなのですが,実際Facebookに使ってた無駄な時間をそのまま持って来れば週1の更新なんてわけないはずなんです。なんですけどね。

 箭島裕治ぶっちゃけ今,過去最強の忙しさを迎えています。もうなんて言うか,「いそがし・ぬ【忙死ぬ】」っていうナ行五段活用の新しい動詞を広辞苑に加えたい。誰だ「撮影の方が執筆より楽」とか言った野郎は(←私です)。もうね,ライブやその練習や制作やレッスンの合間,空き時間はずーーーーーーーーーーーっとPCに向かってますよ。西さんの予言した通りですよ。電車移動の間もずっとMacbook広げてますよ。それもグリーン車とかロマンスカーとかじゃなく,普通の通勤電車のロングシートで。ええもうはっきり言って迷惑かけ夫ですよ。でもそうしないと間に合わないんだもん。人生が。皆さんも小田急とか東急とかの車内で2009年式の古っるいMacbook Pro 13″広げてるメガネの阿呆がいたら高確率で私なので声をかけないでください。

 ちなみに「15時入りのライブの日に15時に起床」,ホントに一度やった事あります。某ビッグバンドのライブだったのですが,16時くらいに到着して激謝りしたら管楽器のあたりから「いったい何時に寝てんだよ」とキツイ一言が飛びました。実は朝の5時に寝て昼の12時に起床して,「まだちょっと時間があるわ」と思って二度寝しました。とは言えませんでした。

 …なんて,こんな遅刻した話とか暴露してプロとしての信用が減ったら損ですよね。あの,周囲の皆さんはよく知ってると思いますが,私普段は入り時間とか殆ど遅刻しない,ってかどちらかというと無駄に早く来るタイプです。本質的にはルーズな人間であることが自分でわかっているので,「とにかく都内のライブの時は入りの2時間前に家を出る」と無理やり決めてるんです。そしたら少々渋滞してもまず遅刻はしないのですが,そもそもそんな混雑する道はよけて運転するので結果的に大抵無駄に早く到着してしまいます。早すぎて誰かに迷惑をかけることはたまにありますがほとんどありませんし。

 そう言えばあんま「忙しい」「忙しい」って騒ぐのも損かもしれませんよね。「あぁアイツ忙しいのか,んなら別の奴に仕事頼むか」ってのが累積して仕事減るかもしれませんし。そんじゃここらで一発ウソでもついときますか。暇です。

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 まぁそんな苦労の甲斐ありましてようやく,ようやく「箭島裕治eBASS塾」初級編開講に漕ぎ着けました。本当に本当に嬉しいです。
 このBASS塾がどんなものなのか,既存の教則メディアとどう違うのか…というのは当該のページにある「序文」などに書きましたのでここでは詳らかにしませんが,以前私が上梓した教則本や,今私がヤマハ音楽教室でやっているレッスンと違う点は「100%私がプロデュースしている」という点です。過去の教則本「ベース・ラインの技」はもちろん私の執筆によるものですが,企画自体は出版社との共同によるものでしたし不本意ながらTAB譜を付けざるを得ませんでした。またヤマハのレッスンでは6年ほど前に刷新されたヤマハ独自のテキストを使っており,これは極めてよくできたテキストなのですがプロユースにまではさすがに対応しておらず,TAB譜も上級編の最後にようやく外されるといったものです。
 今回の「eBASS塾」では内容的に第三者の介在が一切ありません。つまり100%私の主観によってできている教材なのであり,既存の教材やレッスンを利用したことのある人なら驚く(下手したら引く)ような内容になっているかもしれません。TAB譜は最初からありませんし執拗に「オルタネイトで弾け」と言われます(笑)。ある意味偏っているとも取られそうなこれらの内容も,動画というメディアの強みによって,実際の演奏を通じて誰もが説得力を感じることができると思います。いずれにせよこのBASS塾に浸潤している私の主観は全て,年間150本以上のライブ演奏の実戦で培ったものであり,単なる理想論や机上の空論から生まれたものでないことだけは強調しておきたいです。
 できるだけ疑問点が生まれないように幅広い内容を取り上げているつもりではありますが,当方が想像もしないようなご質問やご要望などが来ることも予想されますので(笑),相対的にあまりに多い要望にはなんらかの対応をしながらコンテンツを増やしたいと思っております。ともかくベースをやっておられる/これからやりたいと思っておられる全ての皆様,1ヶ月なら3,000円ですので是非一度受講してみてください!

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 近況報告。

 ●増尾好秋さんの「Power Spot」首都圏ライブツアー,残すところ11/28(って今日か)の関内KAMOMEのみとなりました。
 前回のエントリーのタイトルでも書きましたが,増尾さんのMCは本当に素晴らしいなと思います。別に大仰ではなく,笑いを取るようなこともなく,ご自身の曲の由来を淡々と話されるだけなのですが,増尾さんのファンの方もたまたま入店されたと思しき方も,皆一様に真摯に聞き入ってしまうほどの力があるんです。これは増尾さんご自身の真摯さが持つ力であり,こんなMCがあればカヴァーやスタンダード曲などなくてもお客さんは最後までオリジナル曲に意味を持って聴いてくれるんだと思い知らされました。私のように照れてしまってすぐ笑いに逃げようとするのはまだまだ甘いんだと(笑)。
 そして,そのMCで増尾さんが「箭島君が入って,やっとバンドが完成したなと思いました」と言って下さった事には心底感激しました。まだまだ微力な私ですが,今後も是非お供させていただきたいです。

 ●AmaKha@藤沢Cipango,超満員のご来場本当にありがとうございました! お客さんと一緒に歌えるってホントにいいものですね。西さん・樹麻君のコンビも最高でした。来てくださった皆さんに「また来たい!」と思ってもらえるよう,バンマスとしてまた色々考えていきたいです。

 ●そのAmaKha,12月のライブは何と24日にやっちゃいます! これぞホントのクリスマスライブ! メンバーはおなじみ森丘ヒロキに加え,何とオバタラ・セグンドのドラマー平川象士氏が初参戦! 会場は六本木All of Me Club,詳細はScheduleのページへGo!

 ●30日から3日間,Masayoさんのミニツアーで北関東の方へ出かけます。12/1にも何かクローズなお仕事があるようです。メンバーはMasayoさんと私,太宰百合 (pn.) さん,そして都筑章浩 (perc.) さん! グルメフラグが立った予感。

 ●そしてそんな中で「eBASS塾」中級編の制作をやっておるわけであります。…い,忙死(いそがし)ぬ…