「Meditation」カテゴリーアーカイブ

ブログです。2001年9月から書き続けています。

いずれユニット化/バンド化したいナと考えています

 白熱のW杯もスペインの優勝で幕を閉じ,巷のブログやツィッターやミクシィはスペインやオランダの話よりも概ね「タコ全勝」で盛り上がって終了。しかしあの御タコ様,大会中からあれだけ世界中で報道されて有名になってしまうと,トーナメントが進むにつれ当の選手や監督サン達の心理に少なからず影響を与えてしまったのでは…と勘ぐってしまいます。タコが勝敗を予想したんじゃなくてタコが勝敗を決めてしまった…んなわけないか。

 

 †

 久々の「やぢまブートキャンプ」の日が近づいてきましたので宣伝キャンペーン。村上さんにはキャンプ初参戦して頂きますが彼のファンク・ビートは無敵です。無敵。

 

 「ブートキャンプ」という名前にしてから4回目になりますが,この4戦全てに出演してくれている堤さんは今や強力なフロントマンとしてのみならず,私の良きアドバイザーとしてなくてはならない存在であると言えます。その堤さんが絶賛する華ちゃんのピアノとヴォーカルを今回もたくさんフィーチャーしたいと思います。7/25は皆様是非大久保へ! お店も駅から近いですよ!


『プリウスかフィットにする』という計画は破棄

 2006年から乗っていた機材車は直4・2000ccのステーションワゴンで燃費は大体8.5km/lくらいだった(一般道)。この機材車が少し前に代替わりし,同じステーションワゴンながらV6・2500ccに。カタログ値では先代よりもガス喰いな筈なのに,実際には大人しく走れば確実に9km/lは走り,逆に飛ばすと7km/lまで落ち込む。この落差を知ってしまうと安全運転しない訳にもいかず(イヤいつもしてますよ),以後は5500円も上がってしまった自動車税の差額を回収すべく粛々と走る事につとめている。
 それにしても6気筒はやっぱり気持ちいい。実は初代機材車もV6 車だったんだけど,このクルマはミッションやパワステの故障が多く維持費がかかりすぎるため手放してしまったという経緯がある。幸いな事に今度のクルマは 「とにかく丈夫」「全然壊れない」というユーザーレビューが多いので,できるだけ大事に乗って永くV6の恩恵に与りたいと思っている。

 しかし国産ステーションワゴンの現行車種が一頃に比べてずいぶん少ないのには驚いた。6気筒に至ってはレガシィ・アウトバック1車種のみ。ベーシストにとっては機材は載るし立駐にも入るしピアノトリオならツアーもできるしいい事ずくめなんだけど,世間的にはミニバンに押されて人気もイマイチなのだと知りちと残念。


鍵っ子イージーミス<その4>

 (<その3>より続く)

 ここはとにかくヨメが留守電かメールに気づいてくれる事を信じ,改めて「研修どこでやってるのか教えてください(泣)」というメールを1発発射。 駅周辺はコンビニ以外見事に何も無く,自分が待機するには不便なので改めて電車に乗り,研修先がどこであっても行きやすいよういったん横浜まで戻る事に。 この日新幹線を降りてからハンパ無くSuicaの残額を使いまくっており,些細な不注意が予想外に自分の財政を苦しめる事もあるという事を痛感しました。 ホント不注意って怖いね。

 横浜駅に到着。普通なら文庫本でも買ってカフェ的な場所で時間をつぶしたいところですが,もうとにかく汗で体中ベタベタなので「どこかでシャワー浴びたい」という選択肢が頭から離れません。のんびりサウナやら銭湯に入ってしまうとメールを見逃しかねないので,どこかシャワー付きの漫喫でも探してみるか…などと方向性を決め改札を出たその時,思ったよりも早くヨメから返信が!

 

 「研修は大井町です。16時半までです」

 地方じゃなかったー! しかも大井町なら電車で一本じゃないか! 時計を見ると 15時。時間が余りそうな気もしましたが「すぐに向かいます」と返信し,JRの改札から入り直し(Suica涙目)京浜東北線の乗り場へ。仮に首尾よく16時半に鍵を貰えたとしたら17時半頃には帰宅できるはずです。猫にとっては昼ゴハンが3時間半の遅延になってしまいさぞ不本意でしょうが赦してもらうしかありません。

 案の定大井町に着いたのは15時半頃。駅ビルの書店で20分ほど時間をつぶし,買った文庫本を持って駅前のエクセルシオール・カフェに入り残りの40分を読書で消費。依然として鍵を持っていない事がどこか所在なく,本の内容も何となく頭に入りづらい気がします。全く,鍵が無いのは家がないのと一緒だね…。

 研修は割と駅のそばで行われていたらしく,16:40頃にはヨメと無事落ち合う事に成功しました。同じ下り電車に乗ったのですがのヨメは「会社に寄ってく」との事だったので鍵を貰って途中で別れ,マンションの管理室で荷物を回収し,無事自宅のドアを解錠したのは18時。猫は寝ていたらしく目が半開きのまま玄関に出てきましたが,朝ゴハンの皿は空になっており腹を空かせていたのは容易に想像できました。遅い昼ゴハンを与えて何度も謝り,自分は悲願だった入浴をやっと果たし生き返った気分に。ここで大の字になって寝られれば満願成就だったのですが,自分たちの晩ご飯も用意しなければならないのですぐに着替えてクルマを出し駅前のスーパーへ。さすがに自炊する体力は残っておらず出来合いのおかずを買い漁り,帰宅して米を研ぎ炊飯器のスイッチを入れ…ここから先はいつもと変わらない日常でしたが,食事を終えた後自分の電池が完全に切れてしまい普段より4時間は早く寝てしまい ました。ホント,無駄に体力と電車賃を消費した一日でした(100%自分が悪いのですが)。

 

 †

 …それにしても今回ラッキーだったのはヨメと連絡が取れたのが存外に早かった事に加え,肝心の自分の鍵の在処がすぐに判った事でした。今回は名古屋の宿のルームキーがカード式であり,チェックインの際にそのカードを入れてあった紙のケースに宿の電話番号が書いてあったんです。最近,旅仕事の度にこの手のキーケースを家まで持って帰ってしまうのが半ば癖になってしまっていたのですが,この変な癖がなかったらベースのケースまで総浚いしたりといった無駄な行動が更に増えていたかもしれません。ともあれ部屋番号と電話番号を記したこの小さな紙切れに今回ばかりは感謝。

 


名前全然違うけどな

 

<完>


鍵っ子イージーミス<その3>

 (<その2>より続く)

 幸いにしてヨメの会社はウチの最寄り駅から30分圏内とそう遠くありません。電車に乗る前に相手の携帯に「これこれこういう訳で今からそっちにカギ取りに行きます」的なメールを打ち発射。すぐに気がつくかどうかは判りませんが,何せヨメの会社を訪れるのは初めてであり予告くらいしておかないと相手が腰を抜かすのは間違いありません。こっちも同僚の皆様にアホ面さらすのは恥ずかしいですが背に腹は代えられないとはまさにこの事です。

 会社近くの駅で降車し携帯を取り出すと今度は充電がヤバい事に。こんな事なら帰りの新幹線でパワプロで遊んだりしなきゃ良かった…などと悔やんでも後の祭りです。駅近くのコンビニで充電器と水分を買い,改めてヨメに電話。しかし通じず。まいったなーこれじゃ抜き打ちで会社に登場するしかないぢゃん,しかも「家ニ入レナクテ鍵ヲ借リニキマシタ」とかバカ丸出しなんだけど。いや待てよ「実はヨメ会社に来てなかった」とかいうオチで詰んだらどうすんのオレ…などと少々不安に。気温は更に上昇し完全に真夏の暑さとなり,電車の冷房で乾いた体は一瞬で汗の化身となりました。最寄り駅と言っても会社までは少し歩かなければならず,体力を消耗する前にヨメの所在を確認しておこうと思い会社に電話して本人を呼び出してもらう事にしました。

  社 「お電話ありがとうございます,株式会社○○○です」←若い男性社員の声
 やぢま「あのすみません,そちらにおります『やぢま』という女性社員の家族の者なんですが」
  社 「はい」
 やぢま「き,緊急の頼み事(泣)がありますので本人の呼び出しをお願いしたいのですが…」
  社 「はい少々お待ちください」

 保留音。考えてみれば私はヨメの部署も会社の規模もよく知らないのですが,名字と性別だけで果たして本人にたどり着けるのかどうか心配になってきました。仮に本人にたどり着けたとして,「家族」から「緊急」の電話だと告げられたらきっと急な不幸かなにかを想像して相当焦るんじゃないでしょうか。そこへ 「ゴメン鍵無くしたから貸して」とか言ったら私の方が「急な不幸」にされるかもしれません。果たして,割と待たされた後に電話に出てくれたのはさっきの男性社員さんでした。

  社 「あのすみません,やぢまさんなんですが」
 やぢま「はい」
  社 「今日・明日と研修に行っておりましてこちらにはいないんだそうです」

 

つ,詰んだ

 

  社 「申し訳ありませんが携帯に電話してみて頂けませんか」
 やぢま「じ,実は携帯がつながらなくてこちらにお電話した次第なんです」
  社 「そうでしたか」
 やぢま「でももう一度連絡とってみます,お騒がせしてすみませんでした」

 電話を切り恒例の呆然タイム。そういえば最近はたびたび「研修で○○に行ってた」とかで出先から帰ってきてたりしてたんだっけ。確か地方から帰ってきた時もあったような…って地方? もし今日地方に行ってたら当分帰って来ないんじゃ? 地方だったらどうやって鍵取りにいけば? いっそ名古屋まで戻って鍵を回収してきた方が早いんじゃ…でもさっき「発送してください」とか言っちゃったしなぁ。

 

… 風 呂 入 り た い(泣)

 

…<その4>へ続く。


鍵っ子イージーミス<その2>

 (<その1>より続く)

 旅先の名古屋の宿に家の鍵を忘れてきてしまい,横浜の自宅マンションの前で呆然と立ち尽くすワタクシ。ただでさえ蒸し暑い昼下がりに合計20kgはある旅荷物を持っているのですからただ立っているだけでも汗が吹き出てきますし体力も消耗します。ヨメは会社に行って不在ですし猫は鍵を開けてくれそうにありません。シャワーを浴びて昼寝する快楽だけを考えながら帰ってきたというのに目も当てられない馬鹿さ加減です。人として全く機能しないまま30秒くらい立ち尽くしていると昔同じような失敗をした事を思い出しました。妙蓮寺で一人暮らししてた頃,バイト先に止めておいたクルマの中に家の鍵とクルマの鍵を両方入れたままインナーロックしてしまったんです。家の鍵さえ持っていればアパートに車のスペアキーを取りに戻れたのに,それも一緒にクルマの中に閉じ込めてしまったという天然っぷり。そうそうあん時はバイト先のワンボックス車を借りてアパートを管理している不動産屋に家のスペアキーを借りに行って,いったんアパートに戻って鍵を開けて,クルマのスペアキーを取ってバイト先に戻って,鍵を開けた自分のクルマを運転して不動産屋に戻って,家のスペアキーを返してやっと家に帰れたんだっけ…などと人生を無駄遣いした話を思い出しているうちにふと「そっかマンションの管理室ならスペアキー貸してくれるかも」と思いつきました。鍵が無いともちろん自室には入れませんが,幸い管理室ならIDカードがあればアクセスできます。早速カードでオートロックを開け棟内に移動して管理室を訪ねました。

 やぢま「あのすみません,○○○号室の箭島ですけど」
  管 「はいはいどうしました?」
 やぢま「旅先の宿に鍵を忘れてきてしまって家に入れないんですが,スペアキーを借りられないでしょうか」
  管 「あースペアキーは既にお渡ししているものしか無いんですよー(気の毒そうに)」
 やぢま「え。という事は私はどうすれば」
  管 「ご家族の方に開けてもらうまでお待ちいただくしかありませんねー」

 

…あれ。もうゲームオーバー?

 

 多分ホントに10秒くらい呆然としていたらしく,管理室のおじさんに「いやー本当にお気の毒です」と念押しされて我に返りました。とりあえず今何をなすべきかざっと頭を巡らせ,待つにしても動くにしてもこんなバカみたいな大荷物を抱えたままというのはあり得ないという結論に至り,「それではすみませんがこの3点の荷物を預かって頂けませんか」と頼むと「あぁ大丈夫ですよ」と言ってもらえたので受付の奥で荷物を降ろし,マンションのエントランスに戻ってもうひと思案。自分一人の事だけならヨメが帰ってくるまでどこかで時間をつぶすのも十分アリなのですが,間の悪い事にこの日は猫の昼ゴハンをあげるのが私の役割になっていたんです。愛猫に腹を空かせたまま長時間留守番させるのはいたたまれないので,「やはりヨメに頼んで鍵を借りて来よう」と決めました。移動する前にとりあえずケータイに電話。あっさりと留守電に転送されてしまいましたが,仕事中に私用の電話に簡単に出られる訳も無いので相手が出るまでかけ続ける事はせず,こちらからヨメの会社に取りにいく事にしました。たった今降りたばかりのバス停から再びバスに乗ってJRの駅へ。何だか家の鍵を持っていないというのは帰る家の無い人になったような気分であり,ものすごく人間が小さくなったような気がします。

 

…<その3>へ続く。