「News」カテゴリーアーカイブ

サイト更新情報,メディア出演情報等をお知らせします。

こういうのが実現するのもSYNCROOMならでは

 先週の数日間,このサイトを訪問して数秒待たされたあとで突然「重大なエラーが発生しました」と表示されてのけぞった方々がおられたかもしれません。驚かせてしまい申し訳ありませんでした。私も自分のサイトを確認しようとしていきなり締め出されてのけぞったクチだったのですが,「あぁ以前もあったなコレ,確か数日放っておいたら元に戻ったような」と放置しておいたら全然治らなくて(笑),仕方ないので素人なりにあれこれリサーチしてWordpressを再インストールしたら元に戻りました。「そんなの管理ページで更新ボタン1回押すだけでしょ」と思うでしょ普通。このエラーさ,管理人も管理ページに入れなくなっちゃうのよね。まさかこの令和の時代にftpサーバに手突っ込む日が来るとは思わなかったよ。
 …というわけで現在は概ね元に戻っていると思うのですが,一時は画像が全部空っぽになってしまったりと結構大変でした。こういうの,忙しい時に限ってなるのよね。

 

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 5回くらい前の投稿のタイトルが「色々新企画考えています」だったのですが,そのうちの2つ「箭島裕治New Trio」と「R-LIVE Festival」に関してはネタバラシしてきました。そして今回初めてここでお知らせするこれが新企画の3つ目です。

 実はこれ,以前から「いつかはやろう」と温めておいたものではなく,オンライン・クィンテットのスケジュールを調整しているときに私と佐久間さんだけがえらいこと空き日が多いエリアがあったので,「勿体無いので何かやりましょうか」的な気軽さで始まった企画なのです。なので日程が決定した時点では出し物がまだ一切決まっていなかったのですが,まずは外堀を「とりあえず配信はR-LIVE.Netで」「最初なのでまず無料+投げ銭で」「アーカイブは無しにして,自由に選曲できるようにしよう」というところまで固め,それではという事でお互いにやりたい曲をどさっと持ち寄ってみた…というところまで現在漕ぎ着けております。さて一体どんな曲でタイマンが繰り広げられるのか? こればっかりは普段私たち周辺の配信を見てくださっている方々にも,大方想像もつかないだろうなぁ…と思います(特に佐久間さんサイドの選曲は)。とにかく初回は無料ですので(投げ銭是非投げて下さいネ),皆様お気軽に見にいらして下さい! 7/31の16:30にR-LIVE.Netにアクセスすればライブは観られますが,チャットと投げ銭のご利用には無料の会員登録が必要です! 前述の通りアーカイブが一切ありませんので,絶対にリアルタイムでどうぞ!

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 先月27日に生配信し,今月の14日に再配信した箭島裕治New Trio “The 2nd Live!” のアーカイブご視聴(有料・1,600円)が7/28(水)いっぱいまでとなっております。奥山勝 (kb.) さん・服部恵 (perc.) さん・私 (bs.) の三人で奏でる「大人の音楽」,まだご覧になっておられない方はR-LIVE.Netのチケット販売ページへお急ぎください! さぁ早く早く(笑)!

↑ダイジェスト動画です↑

 

残りの7月のワタクシ

 本当にたまたまだったのですが先月はこのような社会状況にもかかわらずいろいろなお仕事を頂いていて結構な睡眠不足が続いていました。今月に入ってもしばらくその状態が続いていたのですがおかげさまでやっと一息つくことができ,先週末ようやく泥のように眠れる日を1日作ることができました。ここから先は逆に予定が空っぽすぎたんで入っているライブは自分企画のものばかりです(笑)。それぞれ,詳細はScheduleのページをご覧ください!

 ●7/14(水)箭島裕治New Trio “The 2nd Live!” 【再配信】@R-LIVE.Net

 先月27日に配信した,遠隔演奏専門トリオ「箭島裕治New Trio」第2回ライブの再配信です。6/27初回配信時のチケットを購入済みの方はR-LIVE.Netにログインするだけでアーカイブ期間(2週間)含めご覧いただくことができます。それ以外の皆様はこちらでチケットをお求めください! チャットには私も参戦しようと思っています。ひょっとすると他のメンバーも現れるかも。演奏者がチャットに降臨できるのは「再配信」ならではですよね。

 ●7/18(日)AmaKha Broadcasting! 番外編投げ銭ライブ【生配信】@YouTube

追記:私のミスでURL変わりましたので,動画掲載し直しました。すみません。

 「時代の潮流に乗ったぜ!」とばかりに3月から始めたAmaKhaのサブスクが,7月から早くも頓挫もとい休業を余儀なくされることになったので(私たちは1mmも悪くないの),「お休みの間はみんなが見られる配信を月1でやろうよ」という事になり,とりあえず7月はYouTubeで投げ銭のライブを一つやることになりました。ピアノはいつもお世話になっている奥山さん,そしてドラムは何とまだZoomでしかお会いしたことのない渡部正人さん! 普通なら「一度も会ったことのない人」をお仕事にお誘いするのは私の流儀ではないのですが,ある日エンジニア橋本さんから「今,SYNCROOMでライブやってるバンドがありますよ!」とメールがあって見に行ったプログレバンドのドラムの方を私がいっぺんで気に入ってしまった,と(笑)。こちらからお送りしたAmaKhaの資料を渡部さんも大層気に入ってくださったとのこと。トーク盛り上がりそう! アーカイブは2週間,投げ銭はこちらから!

 ●7/31(土)Spin-Off-Duo【生配信】@R-LIVE.Net

 先日,オンラインクィンテットの連絡網スレッドで日程調整をしている時に佐久間女史とのの間で「私8月無職です」「私も」「じゃあ無職同士でデュオでもやりますか」という話になり,本当に実現した無職もといスピンオフデュオの配信ライブ(結局そんなに無職でもない7月にブックされた)。初回ご祝儀ということで無料の投げ銭ライブとなりますが,何とアーカイブ無しという挑戦も設けてあります。もう収益化一切度外視,やりたい曲をやるのみ。多分トークも猛毒必至(笑)。
 この配信は配信日時にR-LIVE.Netにアクセスしていただければ観られますが,チャットや投げ銭のご利用には無料の会員登録が必要です。まだ開始時間等決まっていないので,追ってScheduleのページでお知らせ致します!


お知らせ

 実は当初、7月5日に激レア・スパニッシュ・コネクション(吉見征樹tablaさん・平松加奈vlnさん・服部恵percさん・私bs)でゲリラ配信ライブを敢行する予定だったのですが、スパニッシュ・コネクションのリーダー伊藤芳輝gtさんの訃報を受け、このライブをゲリラではなく事前にお知らせする形での追悼ライブとする運びとなりました。

 私たちもまだ訃報を受け入れる余裕があるとは言えない状態で、当初「やれるだろうか」「もしやれそうならやろう」という感じではあったのですが、「もしやれるとしたらどういう形にしよう」「もしやるならop動画はどうしよう」とか話し合っているうちに、いつしか自然とやる流れになっていきました。まだ伊藤さんのファンの皆様も到底悲しみが癒えぬ中ではあろうかと思いますが、7/5は4人揃う貴重な機会であり、これ以降はだいぶ先になってしまう可能性もありますので、どうか伊藤さんが天に帰るこの日に伊藤さんの曲で伊藤さんをお送りする機会を設ける事をご理解いただきたく思います。なお、この配信での演奏者への収益は全て伊藤さんのご家族にお送りする事になっています。

 配信の詳細はScheduleのページに記載いたしましたのでそちらからツイキャスのチケット購入ページにアクセスして下さい。配信は7月5日(月)18時30分からですが、アーカイブが1週間残りますのでお時間のある折にご覧いただければと思います。伊藤さんに対する様々な想いを皆さんと共有できたら、と思っています。

 


飄々と

 全国にファンを持つ稀有なインストバンド,スパニッシュ・コネクション(以下スパコネ)のリーダーでありギタリストである伊藤芳輝さんが亡くなられました。
 私は2016年に芳輝さんソロ名義のライブにお誘いいただいたのが初共演で,以降芳輝さんのトリオメンバー/スパコネのサポートメンバーとしてこの5年間全国各地でライブをご一緒させていただきました。

 初めてのライブにどのように誘われたのか,またその時の印象,以後どれだけ楽しい想いをさせていただいたか,私から見た芳輝さんという人物やスパコネというバンド像などは,今まで折に触れあちこちでお話ししてきた事ですのでここで改めて思い出話をするには及ばないと思います。
 ただ私の中で数年前から,芳輝さんのことで澱(おり)のように心の底にわずかに溜まり続けていた感情があります。澱といってもそれは嫌な汚れのようなものではなく,旨い濁酒のそれのような甘美な澱です。

 数年前,別のお仕事のトラブルで私が間接的に芳輝さんにご迷惑をかけてしまったことがあり,朝起きたら芳輝さんから「何かあったのですか?」という趣旨のメールが届いていました。返信で事情を説明しお詫びをしたところ,程なくして芳輝さんから再びお返事をいただき,そこには問題ないという旨と,それに続いていくつかの言葉が書かれていました。それは言わば私信でありここで詳らかにすることはできませんが,甘美な澱とはその時にかけてもらった言葉によって生まれた感情であろうと思います。それは「自分はこの人に一生ついていく」とか「この借りは必ず返さないと」といった肩肘を張ったものではなく,「なんだか判らないけれど,この人をずっと見ていた方が自分のためになるだろう」という漠然とした感情でした。

 20年間一緒に苦楽を共にしてきたであろうバンドメンバーの吉見征樹さん・平松加奈さんの喪失感や,私よりずっと長い間スパコネの音楽を愛し続けてきたファンの皆様の悲しみを私の感情と同列に語ることはできず,SNSにこれを直接書くことは憚られましたが,ミュージシャンは何があろうと音楽でお客さんに満ち足りていただくのが仕事であり,自分が明日から前を向いて進むため,まさに自分のためにここにその思い出をひとつ書き残しておこうと思い立った次第です。

 私にとっては甘美な澱を熟成させていた自分という樽の底の栓を,突然抜かれてしまったような芳輝さんの訃報でした。たとえ栓を抜かれても澱は全てが流されていくようなことはなく,今は樽の底に残った澱が放つ芳香の甘美さにただうろたえるしかありません。演奏や作曲によって生きた証を残していくのはミュージシャンの本望だと思うのですが,こんなふうに足跡を遺していくことができる人が,いったい何人いるというのでしょう。

 長い時間をかけて,澱の成分が樽材の繊維の中に染み込んでいってくれないだろうか。そんな受動的な気持ちでいます。



 ↑深夜出港のさんふらわあ号に乗船した瞬間に酒盛りを始めるスパコネのメンバー。左から平松加奈 (vln.) さん,伊藤芳輝 (gt.) さん,吉見征樹 (tabla) さん。バンド結成から19年目となる2019年。

 


馬車馬化を「懐かしい」と思える日が来るとは

 思えばこのサイトも今年の9月9日で20周年を迎えます。サイトを立ち上げた頃は確かヤマハの講師試験に受かったばかりの頃で,演奏活動といえばちょうど始まったばかりの「ピアノトリオ宴」以外は本当に数えるほどしかなかった頃だったと思います。それ以降本当に遅々としてはいましたが活動の場が少しずつ増えるにつれ「あー忙しい忙しい」と泣き言を言うだけの体で2019年までこのサイトをやってきましたが,2020年初頭から始まったコロナ禍によって今度は泣き言が「あー暇だ暇だ」という内容に180度置き換わり,実際には忙しかったこともあるにはあったのですがそれって大抵なんかの助成の申請をしているとか要綱を読んでいるとかそんなんばっかで,以前のように演奏で忙しかったことがどんなに有難いことだったのかということを身に染みて理解させられた1年でもありました。それは強ち仕事量の話だけではなく,「毎日のように仲間と演奏している」状態が自分のメンタル面に如何に好ましい作用を齎していたか…という事なんです。遠隔セッションのようなヴァーチャルなライブが,その意味で生のライブと同じ役割を100%果たせているかどうかは判りませんが,逆に遠隔セッションをやっていなければ今頃自分も相当参っていただろうな…とは容易に想像することができます。

 えーそんな中,この6月後半だけは有難いことに,マジで以前のように純粋に(?)超忙しいです。これが7月になると一気にヒマになってしまうんですが(笑),せっかくなのでこの久々かつ束の間の忙しさをせいぜい楽しもうと思っております。どんなライブが入っているのかは前回のエントリーで列挙していますので,その中のリーダーライブだけをピックアップしてご紹介。

 ●6/20(日)AmaKha Broadcasting! vol.7

 パーカッショニスト服部恵女史をお迎えするゲスト回。女史と知り合ったのは2013年の春だったのですがそれ以来しばらくの間はそれほど共演機会も多くなく,逆に2016年以降は伊藤芳輝 (gt.) さん関連のサポートで全国各地でしょっちゅう共演する間柄になりました。とはいえお互いあまりそれぞれの音楽的ルーツなどについて話をしたことはないので,今回はAmaKhaの曲をがっつり演奏してもらいつつ女史のここまでの音楽人生や演奏家としてのポリシーなどについて語っていただこうと思っております。女史に1曲だけお願いした選曲は超意外な1曲です! 一体どんな曲が飛び出すか,請うご期待。ご視聴方法はこちらから!

 ●6/23(水)箭島裕治BOOT FUNK! vol.47@日吉WonderWall-Yokohama

 今回ご紹介する4つのライブのうち,唯一ライブハウスで行われるライブです。2ndのみ配信があります。
 これを書いている時点ではまだ正式な発表がないのですが,もし神奈川県のまん延防止措置が延長された場合は申し訳ありませんが1stはご来場のみ,2ndは逆に配信のみ(無観客)での演奏とさせていただきます(ご来場のミュージックチャージは¥1,000お安くなります)。1stはあのフュージョンバンドのカヴァーを多めに取り上げ,ちょっと特集っぽくしてみたいと思っています。あと,最近Live Under the Skyの映像とか見てて無性にやりたくなった曲があるのでそんなのも取り上げようかと(多分その曲だけ4弦ベース弾きます)。2ndは多分オリジナル&オリジナルアレンジ攻勢です。
 ご来場のご予約はこちらから,配信チケットのご購入はこちら(間もなく情報掲載されるかと)からどうぞ!


前回4月のライブの模様(ダイジェスト)

 ●6/27(日)箭島裕治New Trio “The 2nd Live!”@R-LIVE.Net

 先月発足した箭島の新規プロジェクトで,奥山勝 (kb.) さん/服部恵 (perc.) さん/私 (bs.) からなるピアノトリオ「箭島裕治New Trio」の第2回目のライブ。誰かもっとひねりのあるバンド名を考えてください(笑)。
 第1回目のライブでは,ひねりのないバンド名とは裏腹にメンバー3人のひねりの利きまくったオリジナル曲を中心に演奏をお届けし,えらいこと好評を博しました。今回は選曲を基本的にリーダーたる私が担当し,とあるコンセプトを意識したライブに仕立てようと画策しております。まだまだ遠隔演奏にチャレンジするミュージシャンが多くない中,これほどの凄腕ミュージシャンたちがバンドに参画してくださることに感謝しながら演奏したいです。いずれはゲスト回なども設けたいなと妄想しております。
 遠隔ミキシングはこの分野で右に出る者はいない第一人者,橋本敏邦さんが担当してくださいます。配信チケットのご購入及びご視聴はR-LIVE.Netへどうぞ!


前回の1stライブの宣伝用トレイラー。今回用のも作らなきゃ

 ●6/29(火)AmaKha Broadcasting! vol.8

 ABCを企画した当初「月に配信が1回じゃお得感がイマイチだからさー,おまけで2人だけの配信も1回付けようよ」「それ,誰か観てくれる人いるの(笑)」などといういい加減さで設けられたABC・AmaKhaオンリー回ですが,現在のところ私が企画するあらゆるライブの中でこの「ABCオマケ回」に一番手間暇がかかっています(笑)。結局のところ三科も私もやり始めたらとことんこだわり抜くタイプなので,「季節に合った曲をやろう」「ならせっかくだからオリジナルのアレンジをしよう」「アレンジするならvoとbsだけでも成立するアレンジにしよう」「成立しそうになければルーパーやハーモナイザーなど何でも使ってしまおう」と話が大きくなり,結局準備と機材設営が尋常でない規模になってしまう…というのがお決まりのパターンになってきました。それだけに音楽的な内容としては相当充実した内容になっていると自負しているのですが,どのアレンジも1回やったら終了なので個人的な感覚としてはコスパの悪さが半端ないです(笑)。いずれこのオマケ回だけをダイジェストにまとめて,ここまでの私たちの努力を多少なりとも多くの方々に知ってもらいたいな…とは思っているのですが。
 ま,ともかく「オマケ回は必見」という形容矛盾で今日の更新を終えたいと思います(笑)。ご視聴方法は例によってこちらから!