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ちなみに,最近地味にマンゴーが食べられなくなりました

 1月の半ばごろだったか,手伝いで広島の実家に滞在している時に朝目覚めたら何か全身が痒くて,服を脱いでみたら四肢や腹部に蚊に刺されたような膨疹が無数にできていて肝を潰したわけです。

(「グロ上等」って方のみクリックどうぞ)

膨疹(ブツブツ)の写真

 何だこれナンダコレ,こんなんなった事ないんだけど。あっひょっとして今ネットニュースで見かけるトコジラミってやつじゃないの,だとしたら自分の荷物聡チェックしないと横浜に虫持って帰っちゃうじゃん…などと軽いパニックになり,「ともかく医者に見せて薬もらわなきゃ」ってんで母に場所教えてもらって朝っぱらから皮膚科に転がり込んだわけです。で,保険証出して問診票書いてる間にもう一度患部を見てみたら,なんか痒みも腫れもいつの間にか引いていて,慌てて病院に来たのがすげー大袈裟な感じになってしまっていました。ちょうどそのタイミングで名前を呼ばれたのでともかく診察室に入ったら女医さんがそれを見透かしたように「まだ腫れてる?」と訊くので「それが,何かここに来るまでに引いちゃったみたいで…」と答えたら「あぁ,蕁麻疹だね」とこともなげに言われました。

 私「トコジラミとかではないんですか?」
 医「この時期はあまりないんですよね」
 私「ああそうか。何が原因なんでしょう」
 医「いろいろあるんですが,大抵はストレスとか。何か大きな仕事から解放された時とかになったりします」

 物凄く思い当たる節があったので「なるほどね,さすがお医者さん」などと思いお礼を言って処方箋を出してもらい,タリオンとかいうアレルギー薬と塗り薬(鎮痒剤)をゲットして帰宅。薬はすぐに効き,翌日からは蕁麻疹もあまり出なくなり「まぁしばらく大変な仕事もないし,薬がなくなる頃には完治してるでしょ」とたかを括っていました。

 

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 …以来,薬が切れるたびに蕁麻疹が大発生→慌てて皮膚科へ→薬飲んで治まる→飲み続ける→薬切れる→大発生→皮膚科…という無限ループに陥ったまま2ヶ月半経ちました(笑)。どうやらよく効いているのは錠剤のタリオンらしく,お医者さんには「治ってきたら急に止めずに徐々に飲む回数を減らしてください」と言われているんですが,言われた通り徐々に減らしていくと見事に蕁麻疹が徐々に出てくるのでなかなか減らせない,と。それと「3食何食べたかも記録しておいてください」と言われているんですが,こちらは大変すぎて1週間で挫折(笑)。蕁麻疹は大抵朝出てくるんですが,いちど昼間に新幹線の中で痒くなったことがあって,新横浜に着くまで身体中掻かずにはいられませんでした。隣の人は寝てましたけど,もし起きてたらきっと気分悪かっただろうな,と(笑)。

 思えば20代の頃はアレルギーなんて何もありませんでしたけれど,30代で花粉症,40代で咳喘息を患った上,50代には蕁麻疹攻撃が待っているとは思いもよりませんでした。きっと60になる頃には何かもう一つ増えたりするんでしょうね。仕方のないことですけど,できれば「(笑)」で済ませられるくらい軽い症状でお願いしたいもんです。

 


色々整理して新しいことをしようという妄想だけはアリ

 今月は(ワンマンでは)AmaKha初となるホールコンサートが入っているので大変テンションが上がっております。千葉県・山武市にある成東文化会館のぎくプラザでの「サロンコンサート」シリーズは,元々は本当にホールのホワイエで行われていたサロンコンサートであり,私もおそらく2006年ごろに一度「ピアノトリオ『宴』」でお招きいただいたことがあります。コロナ禍以降は密を避けるために会場をホール内に移しお客様同士の間隔をとってご覧いただけるようになったそうで,20年近く経って再び自分のリーダーバンドで出演できることにただならぬご縁を感じております。
 今回のサポートメンバーはAmaKhaファンの皆様にはお馴染みの魔神・西直樹 (pn.) さんと,若手No.1ドラマーとして名高い岡本健太君のレアな組み合わせです。都心からは少し離れていますが,入場料が1,000円と大変お求めやすくなっておりますのでドライブまたは小旅行を兼ねてお越しいただければ幸いです。

 

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 「…で,年明けの投稿で言ってた動画の放出はどないなっとんねん」ですよね。はは。ははははは。(構想だけはあるのですが)

 


極小の風呂敷

 2024年か。

 昨年ついに50歳になり「へっ,別に桁が繰り上がっただけだし?」などと強がってみせたものの,先月のツアーで傷めた腰やら腕やらがそろそろ1ヶ月経つのに未だに痛いという事実に「もう若い頃の回復力はビタ一文ありません」という現実を思い知らされたりしている神奈川県在住のベーシスト(50)の今日この頃です。しかし腰が痛かろうが腕が痛かろうが住む家があって電気も水も通っていて温かい食事を頂けているだけ十分幸せなのであり,この寒さの中衣食住の全てに不自由しておられる被災地の方々の艱難を思えば何ほどのこともありません。不可抗力の天変地異でさえこれほどの犠牲が出るのは悲しみ以外の何でもないはずなのに,遠い他国では一国の政治・軍が他国の市民に対し何百倍という規模で死傷者を出し続けていることに目の眩むような思いがします。
 国際的な政情が苛烈になった現代でミュージシャンとして生きるという事は「音楽は世界を変えられる」という確信と「音楽で世界が変わるだろうか」という疑念の間で葛藤し続ける事と同義なのかもしれません。一方で昔と違い作品や主張を結構なクォリティで発信できる手軽なツールが誰の手元にもある現代,私らのような一市民が起こした何らかの行動が大きなムーブメントに育つ「可能性」だけは昔よりも期待できる気がします。
 私は「世界を変える」などという大風呂敷を広げるつもりはありませんが,今まであまり活用できていなかったこれらのツールで「ご自由にお持ちくださいコーナー」でも作ろうかな,という気になっています。それがただの音源なのか動画なのかライブ配信なのかはわかりませんが,一応お金がいただける商品にまで育った私の演奏のごく一部をご自由にお持ちいただいて,それらが皆さんの楽しみだか癒しだか笑いだか嘲り(笑)だかになってもらえたら私も50年生きてきた意味がそれなりにあるのかもしれません。

 今月はやや忙しいのでアレですけど2月は暇になりそうなのでそんな試みができそうな気がします。来月あたり急に変な動画群がupされ始めたらお暇な折に見てやってください。もし何も上がって来なかったら私の事を「生きる意味すらない穀潰しが」と詰っておくれ。

 

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 ↑これって「短剣符」っていうんだぜ。知らんけど。
 で,今月の「やや忙しい」は全て兵隊さん仕事によるものです。ここにきてフライヤー画像が色々送られてきたのでご紹介。

 ●1/10(水)はたけやま裕バースデイライブ@目黒・ブルースアレイ

 何年かぶりで呼んでいただいた裕ちゃんのバースデイライブ。ゲストさんがとんでもないビッグネームですが,それだけではなく内容も色々趣向が凝らされているようで楽しみです。ご予約はこちら

 ●1/11(木)JEFF BECK MEETING@池袋・Absolute Blue

 もはや定期開催の様相を呈しつつあるJB会議。今回は竹中俊二 (gt.) さんも交えての4人編成です。ご予約はこちら

 ●1/14(日)呉シック音楽祭2024@広島・呉信用金庫ホール

 なんと2年連続で藤野さん&広響さんとの共演が叶いました。エリック (trp.) さんとの共演もずいぶん久しぶり。嬉しいです。
 ご予約はこちら

 ●1/23(火)山下Topo洋平@中目黒・楽屋

 暫くぶりにお誘い頂いたTopo君バンドライブ。なんかフライヤーが回を重ねるごとに凝ってくるなー。ご予約はこちら

 ●1/25(木)Power Horns@赤坂・B-flat

 前回(昨年9月),本番の前日に私のコロナ罹患が発覚しメンバーに大迷惑をかけた因縁のライブ(笑)。田中晋吾 (bs.) さんのお陰で事なきを得たものの,もし誰もトラが見つからなければ私死ななあきませんでした。今回こそは健康なまま臨みたいものです。ご予約はこちら

 


AmaKhaで忘年会をば

 今年最後の(リアル)リーダーライブは12/28(木)のAmaKha年忘れライブです! 会場は六本木C*LAPS,ご予約はこちら

 スペシャルライブということでゲストに最強のファンキー・アルト,堤智恵子 (sax.) 女史をお呼びしてお送りします。当初,例年通りのクリスマスライブを想定して割と早い段階でブックを模索していたのですが,人気店ゆえ5人と会場の予定がいわゆるクリスマス時期に合わずAmaKhaとしては今回初めて「年忘れライブ」という冠をつけてみました。どんな選曲が相応しいのかしら…と思案していますが,三科女史的にはクリスマスソングをやる気満々っぽいです(笑)。今年最後のAmaKhaリアルライブ,ぜひ年忘れをご一緒しましょう!


昨年の同メンバーでのライブ。ハーモナイザーを駆使する三科女史にも注目

 

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 13日間にわたる激レア・スパニッシュ・コネクションのツアー2023第3陣が終わり,現在は私の機材車を吉見征樹 (tabla) さんに運転してもらって助手席でこれを書いています。私の機材車も走行距離が19万kmを超え,そろそろ代替わりを考えてもよい頃であり最近よく「次の機材車は何がいいかな〜」と楽しく妄想していたのですが,今回松山公演の日の駐車中に左後輪がパンクしてしまい,この車になってから初めてテンパータイヤに交換するという事案がありました。幸いにも正面からの釘踏みだったのでタイヤの修繕が効きましたが,これがもしテンパーのない車種で修繕もできない側面の破損だったらめちゃツアーに支障出たな…と思うと肝の冷える思いがしました。最近の車ではテンパーを搭載せずパンク修理キットのみの車種も多く,ことに積載性を重視されるミニバンではその傾向が強いので,今まで妄想していた「機材車代替わり候補」は一旦全部ご破算となり,テンパー搭載車種の中から改めて絞っていくという妄想を今日から始めることになりました(笑)。まぁそれはそれで結構楽しいものです。


テンパータイヤを必死で探すところを撮られる私