2020年に引き続き2021年もホント配信に助けられたというか,今ざっと去年のスケジュールを見渡してみても全ライブのうち配信のみで行なわれたものが半分近くあったような気がします。そんな中,2022年最初のライブはお客さんを入れて開催できる,しかも私にとって特別なライブとなりました。
秋頃からご案内しております通り,2021年3月にあまりにも若くこの世を去った野口茜 (pn.) 女史のリーダーバンド「Akaneko Latin Project (ALP)」で,女史のオリジナル曲を演奏するライブを今週1/7(金)に行います。
このライブはある意味,遺された私たちメンバー3人のためのライブでもあります。4人で演奏する機会が失われたことは私たちにとってあまりにも辛い現実でしたが,女史と共に演奏することはもうできなくとも,女史の魂は彼女が遺してくれたたくさんのオリジナル曲に宿っていて,女史の曲を私たちが演奏することでALPの「A」はそこに降りてきてくれるのだと私たちは信じ,このライブを企画することを決意しました。
昨年,殊に夏以降はコロナが猖獗を極め簡単にこのようなライブをブックすることはできませんでしたが,もし実現するとしたらピアノを演奏していただくのは女史の師匠だった奥山勝 (pn.) さんしかいないと心に決めており,今回のブックにあたっては奥山さんに快諾をいただき本当に嬉しく思っています。おそらく私たちよりもさらに以前から女史のことをよく知っておられたであろう奥山さんにも,女史の思い出を語っていただき一緒に女史を偲び合いたいと思っています。ご来場のご予約・配信ご視聴のお申し込みについてはこちらをご覧ください。
今回のライブに臨むにあたり,決して多くはないですがYouTubeで公開されているALPの演奏動画を再生リストにまとめました。殊に女史の生前「作品として多くの感動を与えたい」と意気込んで制作した「Gracias de corazón」は,女史の逝去後は私たちにとって観(み)返すのが辛い作品になってしまいましたが,今は多くの皆さんに改めてこの作品を観ていただきたいと思っています。