…あれ。いつの間にか7月んなってんじゃん。今年6月ってあったかしら…?
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…めっちゃありました6月。ライブも月に19本もあると逆にあっという間に感じてしまうものです。
特に後半あたりは平松加奈 (vln.) さん・吉見征樹 (tabla) さんとのバンド「激レア・スパニッシュ・コネクション」のレコ発ツアー第1陣があり,北関東〜東北方面を11日間OFF日なしで回ってきました。うち2日間は柴田泰孝 (canzone) さんとのコラボレーションでして個人的に色々チャレンジングでもありましたがめちゃ楽しかったです。
で,ツアー中の空き時間に色々事務も進められればな…と思っていたのですが,毎日同じことやっている割にはツアーって意外とないんですよね空き時間。連泊の時は昼間にドカンと時間できたりもするんですが,昼寝したりして体力温存しないと無休の11日間をなかなか乗り越えられないですし。今回もまぁ,配信のサムネを作ったりとかAmaKhaのサイトを更新したりとか,そのくらいしかできなくて帰京後の宿題をずいぶん残してしまいました。で今その皺寄せを少しずつ解消している最中です。丸一日ゆっくり休める日はなかなか訪れないもんです。
ツアーで販売したCD「Cocktail」は「激レア〜」名義としては初めてのアルバムとなります。今回は前身バンド「スパニッシュ・コネクション」の創始者である故・伊藤芳輝 (gt.) さんの楽曲を中心に収録しました。基本的に手売りのみでありAmazonなどでの流通はありませんが,海沼さんのレーベルから通販で買うことはできますので遠方の皆様にぜひご利用いただければと思います!
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そして7月はAmaKhaが配信とライブの二本立てとなっております。殊にライブの方は10年ぶりにお呼びたてするゲストが来てくれるので必聴です。
ご予約はこちらから!
今回のトピックは何と言ってもAmaKha的には10年ぶりの共演となる山崎ふみこ (vib.) 女史のゲスト参戦です。個人的には女史と知り合ったのは震災直後の2011年6月でして,私の周辺には「演奏は素晴らしいんだけどちょっとオカシナ人」というタイプのプレイヤーが多いのですが,女史に対する私の第一印象は「演奏が超素晴らしくて相当オカシナ人」というものでした(笑)。でその翌年,三科女史が「何かヴィブラフォンの人とかいないかしら。AmaKhaのライブに呼びたい」と言い出し,「それならうってつけの人が」ということで横浜Hey-Joeでのライブにゲストでお呼びしたのがAmaKhaと山崎女史の初邂逅でした。2013年にも銀座Swingで一度ゲスト出演をお願いし,女史はAmaKhaを(というより,三科女史のヴォーカルを)大層気に入ってくれたようで,以降お仕事で散発的に会うたびに「かをりちゃん元気?」「またAmaKha呼んで!」と言ってくれていたのですが,最近私と山崎女史の共演機会が増え「呼んで」「呼べ」と言われる回数も増えてきたので,今回六本木C*LAPSという広い会場にAmaKhaで初出演するにあたってまたとない機会と考え10年ぶりにオファーが実現したというわけです。
どんな楽器のプレイヤーさんにも,どちらかと言えば数値化(楽譜化?)しやすい「技術的な評価軸」というのはついて回ると思うのですが,逆に全く数値化/楽譜化/詳細な言語化ができない「音ヂカラ」「音の凄み」「迫力」といった観念において,山崎女史はこのフィールドのこの楽器奏者において頭抜けていると私は思っています。一方でおそらく誰が聞いても頭に「?」マークが20個くらい灯るであろう謎のMCは,きっとライブに来てくださった方々に「天才とはこうしたものか」という妙な納得をお持ち帰りいただけること請け合いです(笑)。もちろんこの日の天才は山崎女史だけではなく西直樹 (pn.) ・岩瀬立飛 (drs.) ・三科かをり (vo.) という3怪獣の揃い踏みもありますのでライブの内容は驚天動地としか言いようのないものになるでしょう。7/15(土)19時開演,万難を排して聴きに来ていただきたいです。
そして配信の方は7/9(日)16:00開演となっており,2ヶ月ぶりに佐久間優子 (pn.) 女史と橋本敏邦 (remote PA) さんがサポートしてくださいます。「三科かをりバースデー配信」的なことを謳っていますが,ライブとかでありがちな「サプライズでケーキ出てくる」的な演出は遠隔同時演奏の性質上多分ない予定です(笑)。選曲も特に三科女史は噛んでおらず(←なんか今海外にいるので)私が選びましたが,AmaKhaにとって節目となった曲を中心にお届けする予定であります。例によってご視聴は月額¥1,000(税込)のサブスク制,お申し込みはこちらからどうぞ(ご解約はいつでも可能です)!
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7月は少し暇,8月は相当暇になる予定です。久々に何か単発の配信でも企画しようかな。eBASS塾の収録も再開しなくては。