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急に色々追いつかなくなった

 「鬼の居ぬ間に」ではないだろうが,「感染が下火になってきた今のうちに」という意図は私のいる業界に少なからず働いているようで,先月から今月にかけて急にドバッと色々入ってきており,少なくとも12月に関してはコロナ前と変わらぬ師走っぷりが確定している。同時に「先々はどうなってるか判らないよね」ということなのであろう,1月以降は今のところほぼ更地に近い状態だ。オファーのスパンも短く,テレビ仕事とかでもないのに2週間後の予定とかを訊かれたりすることも多い。生のライブも増えたが依然として配信も多く,仕事量がコロナ前と同じになってもその質はやはり大きく違うという事を身をもって感じている次第。

 

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 毎度配信のお知らせが多く恐縮ですが,今回も「最近やった配信」と「もう直ぐやる配信」をいくつかご紹介。生ライブだと「終わったライブ」の宣伝をしたって詮無いのですが,配信の場合はアーカイブというものがあるので配信日以降もしっかり宣伝することが商売なんです。あらやだ生臭い。
 まず一つ目は,先日のAmaKha Broadcasting! 番外編4。

 サブスクがプラットフォームの都合で停止して以降,この「YouTube+投げ銭」による番外編シリーズを4回にわたってお届けしてきましたが,一応色々とカラーを分けようということでこの番外編シリーズでは敢えて今までライブハウスでやっていたのと同じような通常のコンボ編成のライブをお届けしてきました。これが可能になったのは以前も言った通り渡部正人さん・田中陽さんという二人のドラマーさんにオンライン上で出会えたからでもあるのですが,お陰で番外編も回を重ねるごとに着実にグレードアップを重ね,最終的には音場はともかくとして内容的にはもう外でのライブと遜色ないような高揚・興奮をお伝えできたのではないかと思います。音場とて○な○○でやるよりはよっぽどクリアで満足度の高い配信になっているのではと。しかもこの第4回では画質が一人当たり720pの高画質となりアップになっても画像の劣化がほぼ気にならなくなりました。この音場と画質のクォリティアップはもちろんエンジニア橋本さんの手腕によるものであり,今でも弛まぬ品質向上に努めておられる姿勢には本当に頭が下がります。まぁともかくこの番外編最終回,12/5(日)いっぱいまでは公開しておりますので非公開になる前にぜひ一度ご覧になっていただければと思います。お楽しみいただけましたら投げ銭のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。これを毎回スルーされますとこのような贅沢な配信もできなくなってしまいますので(笑)(いやマジで)。

 なお,サブスク制による新生「AmaKha Broadcasting! “Neo”」がサービス審査を無事通過し,ページが公開されお申し込み受付が始まっております。まだ正式発表していませんが,初回配信は12/11となる予定です。購読料は変わらず月額1,000円! たくさんのご契約お待ちしております!

 そしてこれを書いている1時間半後には配信が始まってしまうのですが(笑),「箭島・熊谷の『ベース万歳!』」の第3回が本日12/3(金)20:00より配信されます! こちらもアーカイブがありますので慌てて観なくても大丈夫ではありますが,もしリアルタイムで観られると仰る方はせっかくですのでチャットを盛り上げていただければ幸いです。今回のテーマは「どんなアンプを,どう置くか」。プロ・アマ問わず,全てのベーシスト必見です! お楽しみに。

 

 


奈良弁丸出しだった,姉の担任の豊田先生はどうしておられるかしら

 先日,2年ぶりに広島の実家へ行って納戸の片付けなどを手伝ってきた。私や姉の子供の頃の楽譜やら絵やら作文などがでかいダンボールで何十年もの間何箱も保管してあったのだが,「一応中身を見て要らないものは処分してくれ」との事だったので,少なくとも自分のものは思い切って一切合切全部処分してきた。そりゃ懐かしもうと思えばいくらでも懐かしめるものかもしれないが,はっきり言ってそれ以外には何の役にも立たないものばかりだ。冷淡だと思われるかもしれないが,「これもあれも捨てたくない」などと言い出したら元々「モノを捨てられない」性質の両親(特に母)の家はあっという間にワイドショーなんかによく出てくるゴミ屋敷になりかねないので,少なくとも「片付けたい」という意志が本人にあるうちにできるだけ物量を減らしておくに越したことはない…と思ったのだ。

 姉の分は流石に勝手に仕分けするわけにもいかないのでどこまで捨てていいのかメールでお伺いを立てたのだが,「賞状の類い以外は全部処分して結構」というクールな返事だったので一応その方向で片付け始めた。…が,いざ断捨離となると自分のものは平気で捨てられるが他人のもの(殊に思い出関連)は「構わない」と言われていてもなかなか捨てるのに勇気が要るものだ。私たちが通っていた奈良の小学校では1〜2年生の時に毎日児童に日記をつけさせて先生に提出させていたようなのだが,姉の楷書は小1の頃に書いたものとはとても信じられないほど綺麗で文章もしっかりしており,これだけはさすがの私も捨てるのに忍びなく,文集と共に横浜に持って帰ってきた(ちなみに私の小1の時の日記もあったが,姉のそれに比べると吐き気がするぐらい字が汚かったので全部捨ててきた 笑)。私の幼い頃の記憶は幼稚園に通いだす4歳頃からしか残っておらず,3歳以前のことは本当にまるっきり覚えていないのだが,姉の日記によればとにかく毎日泣いていたことだけは確からしかった(笑)。

 今ようやっと猖獗が下火になり,こうして実家との行き来もできたりライブにお客さんも少しずつ戻ってきてくださって本当にありがたい限りだ。ここで「もう何をやっても大丈夫」と手放しで喜ぶつもりはもちろんないが,「この状況下ならどうにかできそう」ということは少しずつ慎重にやっておきたいと思っている。巷間では第6波の到来が囁かれているが,いろいろ大事なライブが入っている2月くらいまではどうにかこのままの感じで続いてくれたら…などと考えている。

 

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 さて,今月6日からスタートした熊谷望 (bs.) さんとのコラボ企画「箭島・熊谷の『ベース万歳!』」ですが,早くも第2回が11/16(火)20:00から配信されます。

 前回はベースという楽器そのものに焦点を当てましたが,今回は二人がベースを始めてからベーシストになるまで/なった後に至るまでどのようなベーシスト達に影響を受けてきたか,どんなアルバムを聴いてそうなったかなどについて語り合いたいと思っています。もちろんベースデュオによるミニライブも挟む予定です。配信は熊谷さんのYouTubeチャンネルで行われます! どうぞお楽しみに。

 一方今月のAmaKha Broadcasting!は月末に近い11/28(日)19:00を予定しております。一応投げ銭ライブとしてはこれが最後で,来月からAmaKhaの配信は再びサブスク制となる予定ですのでどなた様もどうぞお見逃しなく。配信URLも下記の通り決まっておりますのでリマインダーでも設定しておいていただければと思います。

 いずれの配信も1週間アーカイブ視聴可能ですので,お時間のある折にゆっくり見ていただければと思います。リアルタイムでご視聴可能な方は,ぜひチャットを盛り上げてやってください!

 そして今月20日(土)〜23日(火)は激レア・スパニッシュ・コネクション(平松加奈vln.さん/吉見征樹tablaさん/私bs.)のツアーで名古屋・美濃・近江八幡・四日市と4公演回ってきます。もう「ギタリスト休場中の暫定的編成」ではなく,マニアックな編成の新たなバンドの一員として,腹を括って演奏してこようと思っております。東海地方近隣の皆様,コロナが下火のこの機会にぜひ足をお運びくださいますようお願い申し上げる次第です(詳細はScheduleのページをご覧ください!)。

 


続々と

 新規感染者の著しい減少とともに,ライブハウスでのライブがポツポツとブックされるようになってきました。とりあえず,年末まではなんやかんやと色々入ってきてますのでScheduleのページを是非ご覧ください(これから色々情報更新します)。

 とは言え,自分のリーダーライブはもうしばらく配信が中心になると思います。これで遠隔同時演奏がもっと大変で音も悪ければまた違ったかもしれませんが,橋本さんがPAしてくれる限りは私は極めて楽ですし音質も心配ないので。
 そんなわけで,まずは今月のリーダー配信ライブ3つをご紹介。

 ●11/2(火)箭島裕治New Trio ”The 4th Live!” feat. Tomohiro Ibaraki

 前回の投稿でもご紹介しましたが,育休中の服部恵 (perc.) 女史に代わって今回はオカリナ奏者の茨木智博君がゲスト参戦してくれます! 先程遠隔でリハーサルをしたばかりなのですが,今回もめちゃくちゃ良いライブになりそうです。私たちのような音楽シーンで活躍するオカリナ奏者の方って珍しいと思うのですが,そのような存在になった経緯なども色々訊いてみたいと思っています。

 ●11/6(土)箭島・熊谷の「ベース万歳!」#1@

 こちらは完全な新企画。「もーこの人ホント巧いなー」と私がリスペクト申し上げているベーシスト熊谷望さんとは以前から顔見知りではあったのですが,今年8月のR-LIVE Festivalの打ち上げで色々話があらぬ方向に盛り上がってしまった時「なんか二人でベーシストならではのトーク番組がやれそうだなー」という妄想が頭をもたげたのです。そこである程度企画を温めてから熊谷さんにプレゼンしてみたら乗ってきてくださったので,この11/6を第1回目として月1〜2回,毎回違うテーマでトークとベースデュオによる演奏を繰り広げたいと思っております。配信は熊谷さんの公式YouTubeチャンネルで行われます。どうぞお楽しみに!

 ●11/28(日)AmaKha Broadcasting! 番外編4

 

 AmaKhaのサブスクがプラットフォームの事情で停止してしまったため4ヶ月にわたって無料(+投げ銭)でお届けしてきた「番外編」ですが,これでいよいよ最後となり来月からはサブスクでしか観られなくなる予定です。サポートメンバーはAmaKhaがNETDUETTOを始めて以降本当にずっとお世話になっている奥山勝 (kb.) さんと,前回の配信でも素晴らしいプレイを聴かせてくださった渡部正人 (drs.) さん。配信は上掲ライブ動画で行われます(もし何も表示されていなければこちらをクリック)。今年書き上げた新曲2曲もいい感じに昇華してきました! おすすめです。

 

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 そして少し先ですが,来年1/7に大切なライブを一つブックしました。

 今年3月,あまりにも早く空へ旅立って行ったピアニスト野口茜さんのリーダーバンド「Akaneko Latin Project (ALP)」で,茜さんの曲を演奏し茜さんを偲ぶライブを来年1/7(金),ALPで何度もお世話になった荻窪ルースターさんで行います。ピアノは茜さんの師匠でもあった奥山勝さんに弾いていただける運びとなりました。

 ALPのバンド名義での活動は今日現在までまだ2年強に過ぎませんが,私はこのバンドの一員であったことをこの上なく誇りに思っています。単発のセッションでたまたま邂逅した組み合わせを「バンドにしよう!」と全員一致で即座に決めたというケースは私の長いプレイヤー人生でもそうなかったように思います。茜さんの遺した数々の素晴らしい楽曲は今でも彼女の作品などを通して聴く事ができますが,彼女の音楽を愛しライブを愛してくださったたくさんのお客様が生演奏で彼女の曲を聴く事ができなくなるのは演奏する私たちにとっても辛い事であり,ALPでもう一度茜さんの曲を演奏し,我等がリーダーを思うライブができないだろうかとこの数ヶ月ずっと考えていました。今般,コロナの感染状況が著しく収縮し関係各位の皆様の賛意とご協力を得られたことによって,今回のブッキングが実現しました。

 客席は23席限定で,ツイキャスによる配信も行われる予定です(チケット販売はこちら)。茜さんのライブが大好きだった皆様とともに,茜さんの音楽を共有できればと思っております。

 


この他,更なる新企画も始まる予定です

 なぜかは判らないのだけれど,9月以降「月の前半はヒマで,後半が忙しい」という状態が続いている。今月も来月もそう。これもコロナのプチ影響なのかしら。

 

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 先日はYouTubeでのAmaKha Broadcasting! 番外編3の配信がありました。アーカイブは掲載しない予定だったのですが,今回は他のバンドの配信と重なったこともありご要望が多かったため,三科女史と相談して1週間アーカイブを残す事に致しました。渡部正人 (drs.) さんとは2度目の共演となり,AmaKhaの楽曲にもすっかり馴染んでくださったのではないかと思います。

 前半部分,17分ほどオープニング動画が入っていますので,適宜飛ばしてご覧ください。解説欄にタイムスタンプも打ってありますのでご利用いただければ幸いです。投げ銭はこちらでご利用いただけます!

 

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 来月のリーダーライブはABC番外編4が11/28(日),そしてNew Trioのライブが11/2(火)にあります。もうあと10日ほどですね。

 今回も服部恵 (perc.) 女史の欠席が決まっておりましたので,前回に引き続きゲストをお呼びする運びとなりました。ちょうど1年前にProject QuOのレコーディングで知り合い,この1年間ライブハウスや遠隔で何度も共演を重ねてきたオカリナ奏者茨木智博君に,初めて自分のユニットで演奏してもらいます! 超楽しみです。

 

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 その他,今月は堤智恵子女史のライブが2件,前述のProject QuO,調布GINZのマスター小川銀士さんのバースデイライブなどがありますので,Scheduleのページでご確認いただければと思います。ライブも少しずつ増えつつありますが,いずれも配信のみか配信付きのライブですので「まだちょっと会場には…」と仰る方にはご遠慮なく配信を活用していただきたく存じます。配信の質も会場によっていろいろですが,少なくとも音質に関しては橋本さんのPAによるSYNCROOM配信が一番高クォリティかもしれません(笑)。

 


近々観ていただきたいモノ

 うぉー。何だかわからないけれど一瞬だけすげー忙しくなった。このコロナ禍で真っ先に流れそうなクローズ仕事が2つも生き残ったのが大きかった。いや忙しくなるのはもちろん本当にありがたい話なのですが,どうやら一過性の忙しさであったらしく今は再びただのヒマ男に戻っております(笑)。なのでまた好きな仲間たちとのんびり配信ライブでもやっていきます。

 さて近々の予定としては,まずこれ。

 9/5に配信した「箭島裕治New Trio」3回目のライブを9/28(今日じゃん)の20:00よりチャット付きで再配信します。この回ではメンバーの一人である服部恵 (perc.) 女史の欠席が最初から決まっていたので,ゲストとして山下Topo洋平 (quena) 君に参加していただいているスペシャル回でもあります。上の動画はそのダイジェストなのですが,奥山さんのトークがめちゃ面白かったので少し多めに入れてあります。フル尺ではさらに盛り上がっておりますので(もちろん演奏も),是非チケットをご購入の上R-LIVE.Netにてご覧ください! アーカイブが1週間観られますので,リアルタイムで観られなくても大丈夫です。既に9/5のチケットを購入済みの方は,ログインするだけでライブをご覧いただけます。メンバー3人もチャットに降臨予定です。

 

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 その次のリーダーライブは佐久間優子 (pn.) さんとのデュオ,「The “Spin-Off” Duo」の第2回目の配信ライブです!

 こちらはつい先ほど,前回のライブのダイジェスト動画をアップしたばっかなのですが,選曲が他の配信とは異質であり,がっつりアレンジされたものとまっさらなセッションが混在していて面白いと思います。そして何と言っても女史のダイナミックでグルーヴィーな演奏! 私,この第1回目のライブを経験して色々と目が覚めましたよ。まぁともかく観ていただいて,是非10/2の第2回ライブも併せてご覧いただきたいと思います(配信は同じくR-LIVE.Net)。チケット代1,000円ですよ。自分で設定しておいてなんですけど,安すぎませんか(笑)?


こちらが前回のダイジェスト。
最後らへんに全然驚けないサプライズゲストも登場しました

 

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 そしてこれはリーダーライブではないのですが,先週久々に激レア・スパニッシュ・コネクションのゲリラ配信ライブをやったので,こちらもアーカイブが残っている間に是非ご覧いただき,投げ銭にご協力いただければと思います。改めて曲の難しさに痺れましたが,伊藤芳輝さんの遺してくれたたくさんの名曲をどうにかこのメンバーで演奏できるように,今後も様々な可能性を模索していきたいと思っています。


アーカイブ公開は10/1までです!